先日、ある愛月日奈子先生の講座を受ける機会があった。

youtubeとかではよく拝見して、しっかりとした理論を元にお話をされる方で、はっきりとモノを言うので人によっては好き嫌いがあるかもしれないが、私は好きだ。

占いのうさんくさい部分を一切排除した話をしていただけるし、知識も豊富な方なので、私は勝手に「師匠」だと思っている。

1対1の対面(オンラインだったが)では、より鋭い意見をいただけた。

推しと会話をする機会があって嬉しかったのだが、ますますファンになった。

 

 キーワード占いでお金を取れるか?

タロット占いに関する書籍は多く、カードの意味を解説しているサイトも多い。それらは初心者向けのものが多いのだが、ただキーワードを解説しているにすぎないものも多い。それが本来の歴史やタロットの作者の意図したものであればいいのだが、そうではないと感じる物も多い。

タロットの解釈は自由なので、各々が自分の解釈を発信するのはいいことだと思う。自分にはなかった気づきが得られることもあるだろうし、そもそも意味が一意に決まるのであれば世界にタロット占い師は1人で十分ということになる。

しかし、「これが正解です」のように振る舞うのはどうなんでしょうか。中には「それだけで占い師となれる」と言っているものもある。カードのキーワードと、鑑定用のテンプレがあれば誰でも占い師になれるという。

たしかに、お金を稼ぐという意味ではそれも間違いではないのであろう。おみくじのような感覚で占いに来る人もいるだろうし、そういう客層であればキーワードで十分だろう。また、仲間内で遊びでやるのであればそれもまた問題ないだろう。しかし本来の占いを考えるとそんな浅いレベルでお金を取るなんて、倫理的にどうなのかと思う。

 

 キーワード占いならAIで十分

昨今はChatGPTをはじめとした生成AIも数多く出回っている。生成AIにカードのキーワードを聞けばすぐに教えてくれる。なんならカードも勝手に出してくれる。「○○みたいな悩みがあって、タロットで占って」と生成AIに聞けばすぐに教えてくれる。何もお金なんか払わなくてもこれで十分。メール鑑定なんて、本当に占っているかどうかなんてわからないのだから、生成AIに聞いてしまったほうが早い、しかもタダ。

 

 人間ができること

人間がAIに勝てること、それは傾聴と問題の本質を知ること、それとカードの本来の意味を知り、それらを組み合わせて鑑定することである。AIは、人の話を聞いているようで聞いていない。話している最中にうなづいてくれたり共感してくれることはない。また、問題の本質を整理することも苦手である。

カードの意味についても、キーワードであればこれまでたくさん食ってきて学習しているのであろうが、本質的な意味、西洋の歴史や神話、宗教や哲学の意味については理解できない。これらの知識をしっかり学ぶことは必要である。それらの知識を、問題の本質にぶつけてこそ人間が行う占いの意味がある。

 

 本質を学ぶこと

愛月先生はこれらの知識も豊富で本物のタロット教育者だと思う。もちろん有名な伊泉先生や鏡先生の知識の豊富さにも毎回驚かされる。本物の有名な先生は誰一人スピリチュアルでもなく、キーワードみたいな安易な解釈をしない。占ってもらう方にも客層やレベルもあるので、それらに合わせた占いは必要であろう。しかし、高いレベルの占いをするのであれば、やはり高いレベルで学ぶしかないのだ。

 

素晴らしい先生も多い。しかし、私はこれまでの資格取得の経験で「参考書に浮気してはいけない」ということを知っている。素晴らしい先生は多くても、「この人!」と決めたのであれば、迷わずついていくことが必要である。あれこれ手出しをすると余計に理解は遠ざかる。

 

 

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