占いはなぜ当たった、当たってないというような判断をされるのでしょうか?
それはコールドリーディングとバーナム効果と確証バイアスと言われるもののせいなのです。
コールドリーディング
コールドリーディングとは「事前の準備なく(コールド)相手の心を読む(リーディング)」ことです。
一見難しいように見えますが、実はそんなことはありません。
例えば占いに入る前の雑談で「最近、嫌なことありませんでしたよね?」と質問されます。これには2つの意味があります。
「嫌なことありましたよね?」の意味と「嫌なことはなかったよね?」の意味とどちらを聞いているのかは曖昧です。
ですので、嫌なことがあった人もなかった人のどちらにも当てはまります。一見すると「なんでわかったの!?」と思いきや、全然そうではないのです。
コールドリーディングには他にも様々なテクニックがあります。
年齢なんかすごくわかりやすい情報ですね。
10代なら恋の悩み、20代なら仕事の悩み、30代なら家族やキャリア、40,50代になると健康。こんなの占わなくても多くの人が持つ共通の悩みだとわかるはずです。
バーナム効果
バーナム効果とは「誰にでも当てはまることなのに、自分だけ当てはまってしまうように感じる」現象のことです。
例えば、恋愛の占いが得意な占い師のところに行って「あなたは何か恋の悩みがありますね?」と言われたとします。当てはまっているように感じますか?
私も読者の方のこと占ったのでわかりますよ。
「あなたは根は真面目ですが、たまに投げ出したくなる日もありますね。どうしたらちゃんとした自分になれるか悩んでいませんか?」
当たりましたか?人は誰しも多かれ少なかれ悩みは抱えているものです。こんなもの占いでもなんでもありません。
誰にでも当てはまることなのに、さも自分のことを言われたように感じるのがバーナム効果なのです。これを悪用すると「この人の占いは当たる!」と思ってしまうのです。
その結果は一般的なのか自分のことなのか、よく考えましょう。
確証バイアス
確証バイアスとは、自分の持っている仮説や情報にとって、都合のいい情報ばかりを集めてしまうことです。都合の悪い情報は目に入らなくなってしまうため、思い込みが強くなり、非合理的な判断をしてしまいがちになります。
占い師に「あなたは○○の運命です」のように言われるとそのことばかりに意識が行ってしまうため、占い師に言われたことは記憶に残る=当たったことだけ強く残るのです。本当は外れていることもたくさんあるはずなのに、そのことは都合が悪いので記憶から消えてしまうのです。
確証バイアスは悪いことばかりではありません。タロットで出た偶然性やその占いの結果も、その後意識するから効果があるわけです。タロットで占うことをしなければ意識しなかったことに意識を向ける、そこには確証バイアスは働きます。ただ、当たった・当たらなかった、とは違います。
何が悪いのか
悪いのはコールドリーディングで大した深読みもせず、バーナム効果で一般的な内容の話をさも自分だけに当てはまるように感じ、確証バイアスで都合のいい情報だけで「当たった」と感じてしまうこと。
世の中には信頼できる占い師もたくさんいますが、このようなテクニックを駆使し、たいしたことないことを大げさに占った結果「当たる」と評価される人が多いのも事実です。
タロットはバーナム効果をうまく使います
占いは、「当たる・当たらない」という結果だけを見るものではなく、出たカードから悩みを解決するためのヒントを貰うものです。なので、その結果には注目するはずです。そして、その後の生活で結果を意識していくはずです。
それでいいのです。いい結果だけを見れば良いのです。そうして、タロット占いをしなければ見えなかったところの視点を得ることができるのです。
占いは「当たる・当たらない」ではなく、新たな視点を教えてくれるアドバイザーなのです。
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