今回は、プロゲーマを題材に儲かる仕事についてお話ししたいと思います。

プロゲーマーとは、スポンサーをつけてゲームの大会に出場し、賞金を稼ぐ人を指します。年収数千万~数十億円も稼ぐ人もいるこの職業ですが、誕生したのはつい15年ぐらい前です。近年、日本でもeスポーツが着目され始め、日の目を見るようになってきました。

プロゲーマのほかに、YouTube上でゲームプレイ中継の配信をして広告収入を得ている人もいます。ちなみに私も時々、「ガンダムVSガンダム」のシリーズを視聴しています。

それにしても、ゲームをしてお金を稼げるなんて、私が学生の頃には考えられませんでした。一昔前、四六時中ゲームをしている人は、ロクな人間じゃないと言われていました。それが今では、仕事として成り立っているのです。

ゲーマーが稼げるようになったという事実は、示唆に富んでいます。
よく、「好きなことを仕事にすれば成功する」とか「得意なことを極めれば成功する」といった言説を耳にしますが、それ以上に、そこにお金は動いているのか、どれぐらい動いているのか、のほうがずっと重要です。昔のゲーム市場のように、どんなに好きで得意でも、お金が動いていなければ仕事になりませんし、逆に今のゲーム事象のように、お金が動くようになれば仕事になるのです。

ほかの例もあげましょう。
たとえば、スポーツでも稼げるものと稼げないものがあります。野球やゴルフは稼げるスポーツですが、陸上競技は稼げないスポーツです。動いているお金が全然違うからです。好きな気持ちや練習量に差がなかったとしても、何を選んだかによって、収入は大きく異なってくるのです。

書籍『転職と副業のかけ算』に、「軸ずらし転職」という考え方が紹介されています。軸ずらし転職とは、「職種×業種」のいずれかをズラして転職するというものです。たとえば、営業という職種は変えずに、年収が今より上がりそうな業種に転職します。これを繰り返していくと年収がどんどん上がっていくというわけです。

アフィリエイターの中には、扱う商品を変えただけで収入が上がったといった経験をした人は幾人もいます。動くお金が大きいまたは多い商品を扱ったからですね。

いろいろとお話ししてきましたが、
私が言いたいことは、能力、やる気、才能といったものよりも、どの市場を選択するかのほうが、収入にずっと大きな影響を与えるということです。

 

 

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