ジャンプ漫画のエロシーンから端を発し、「エロい描写は子供に悪影響がある。だから親は見せるな。出版社に抗議しよう」といった言説が賛否を呼んでいます。この話は二つに分けたほうがいいでsね。「ジャンプ漫画のエロ描写の是非」と「漫画は子供に影響を与えるのか」。
 
まずは、「ジャンプ漫画のエロ描写の是非」ですが、私は表現の自由があるんだからジャンプだろうと何だろうと、エロ描写を自由に描けばいいと思っています。ただ、少年漫画としてはレベルが下がりますがね。エロシーンって、性欲を喚起させるだけに刺激の強く、簡単に読者の目を引くことができます。しかし、こんな安易な手に頼っているようだと漫画自体が面白くなくなるんですよね。今のジャンプが部数を落としているのも漫画の核心部分の努力ではなく、こうした小手先に頼っているからだと思うのです。それに、エロは慣れてくるため、どんどん過激になるしかありません。このままいけば、ジャンプはエロ漫画の仲間入りするかも知れませんね。そうなった暁には、私も読むようにします。
 
次いで、「漫画は子供に影響を与えるのか」だけど、確実にYESです。漫画の影響で楽器を始める奴もいますし、スポーツを始める奴もいます。暴力シーンやエロシーンを真似る奴だっているんです。いい悪い別にして、何かしらの影響を受けることは確実です。これは、漫画に限った話じゃありません。ドラマやアニメ、映画やアダルトだって同じです。ちなみに私の友達が、漫画『特攻の拓』に出てくるとある喧嘩シーンを真似てたようで、後日私に「あの漫画、18禁にしたほうがいい。下手したら人が死ぬから」と言っていました。弟は、漫画『クローズ』の影響を受けて毎日スカジャンを着ていました。