映画上映されて半年以上たつので私なりの総括を。

 

「君の名は。」が流行ったのは自分なりの答えがあります。

10代が抱えている「諦めからくる憧れ」と共鳴したのだと思います。「もう僕らはあんな純愛はできないよね」という諦めからくる憧れです。20代でも半数は性体験がない昨今。恋愛が夢想的なものへとなりつつあるというか、もうなっています。もはや、現実味がないんです。

 

ヒットする映画は、今の時代をそのまま映してもダメなんですね。たとえば、「彼女彼氏がいない男女」を映画で描いたとして、確かに時代性はあるけど、そのまんまなんです。そうではなく、だからこそ抱く想いを描かないウケないんですよ、映画は。

 

以上が、『君の名は。』の考察であり、映画評論でした。