『明日、ママがいない』を観た。
賛否あるドラマの様だが、私は特に批判はない。
児童養護施設という、ある意味社会のダークゾーンを舞台としているため、批判が起きるのも理解できる。ドラマは大なり小なり過剰な描写をする。それが、関係者や視聴者の気分を害することもあるだろう。
私は「過剰な描写をしている」という前提でドラマを見ているので、さして気分を害することはなかった。むしろ、忠実に現実を描いたドラマのほうが稀有であるし、公に表現する作品は多かれ少なかれ誰かを傷付けるものだ。だからと言って、何を描いてもいいと言うつもりはない。
このドラマを見ていてふと思い出したドラマがある。20年前に放送されていた『家なき子』だ。
私からしたら、『家なき子』のほうが精神的ダメージはよほど大きい。ドラマを見るたび、2,3日は鬱々としたものだ。
『明日、ママがいない』の主人公には、施設がある、友達がいる、飯もある、物乞いもしない、希望もある。だが、『家なき子』の主人公には、家がない、友達もいない、大人に裏切られる、飯もない、物乞いをする、希望がない。
そんなわけで、私からしたら『明日、ママがいない』は、問題視するレベルに至らない。というより、そんな細かい過剰表現を忘れてしまうほどの存在が『明日、ママがいない』にあったからだ。それは、芦田愛菜ちゃんの演技力だ。
❙愛菜ちゃん、才能あり過ぎじゃありませんか?
愛菜の演技力が半端ない!
脚本も、愛菜ちゃんの演技力に頼っている感さえある。
度々『家なき子』を引き合いに出して申し訳ないが、あのドラマも安達祐実という名子役が主演を務め、その演技力に世間は驚かされた。やはり、普通の子供が境遇しえない子供を演じるには、飛び抜けた演技力を有する子役が必要なのだろう。ドラマの過剰な表現も子役を引きたてるものだと思えば可愛く見える。ドラマのための子役ではなく、子役のためのドラマにすら見えてきた。愛菜ちゃんがドラマを喰ってしまっているのか。
❙賞賛すれば「上から目線」と批判される
私と同じように、愛菜ちゃんの演技力を絶賛した役者がいる。
春名風花ちゃんことはるかぜちゃんである。
Twitterで愛菜ちゃんの演技力を絶賛するコメントを書いたら、Yahooニュースで取り上げられた。人のツイートをわざわざニュースに取り上げる了見が理解できないが、さらに理解できないのは、ヤフコメである。いや、理解はしている、馬鹿の吹き溜まりであることは。
さすがはヤフコメクオリティ。有象無象の集たちがコメントを粗製乱造している。
ヤフコメはこちら。
本人のTwitterに絡んでくる輩もいて、節度をわきまえない大人が日本には多くいるようだ。
書き添えておくが、はるかぜちゃんは12歳である。12歳の子供に誹謗中傷する大人って、なんだろう。恥ずかしくないのだろうか?
絡み方も知性がない。
「上から目線」という批判が多い。もうね、このコメントのどこに知性がないかを説明する気も失せるほど、知性がない。言っても分かるほどの知性を持ち合せているとも思えん。それに、分かるならコメントしていないだろうし。
だが、本人に絡んでいるのはちょっとイラッときたので、一言注意しておいた。病みあがりに無茶させるぜ。
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話題作りにどうぞ。