お金に余裕が出るほど、生活レベルを上げ、食事に行くお店もレベルが上がっていきます。生活レベルが上がった人の中には、安いお店に入ると不満そうな顔をする人がいます。「もっと高いお店がいい」「安い人間だと思われた」というオーラを出すのです。こういう人を〝成り金“と言います。
「高いお店にしか行きたくない」という類の人(成り金)は、生活感覚がズレています。そういう人は、結婚相手に向きません。
生活感覚のある人は、いくらお金があっても、おばちゃんが切り盛りする安いお店でも平気です。

私は結婚前、妻と旅行に行きました。
旅行先では、高級ホテルに連泊し、高級レストランにも連日行きました。そして旅行帰りに、安いチェーン店の牛丼屋に入ったのです。妻は喜んで牛丼を食べていたので、結婚してもいいと思いました。もしここで、「高いお店がいい」みたいな態度を取っていたら、まず結婚相手として選ばなかったです。恋人止まりと結婚相手は、ここが決定的に違います。

綺麗な女性を連れて高級なお店に行くのはいいです。恋人相手、恋愛経験として最高です。しかし、結婚するとなるとそんな基準で相手を選んではダメです。恋人として最高であることと、結婚相手として最高であることとはイコールではないのです。