こんにちは

前回は、音節がマッチングしないと聞き取り出来ないというお話をしました。

今回は語と語が連結して発音が変わるリエゾンについてお話します。

語尾が子音で終わる語に、語頭が母音で始まる語が来ると語尾の子音と語頭の母音がくっついて発音が変わるリエゾン。

Can I have an orange?
はリエゾンで

キャ(n ア)イ ハ(v ア)(n オ)ーレンジ?
キャナイハヴァノーレンジ?"

になります。

キャン アイ ハブ アン オレンジ?と読んでいると、ネイティブがリエゾンで発音した音を聞き分けることは出来ません。

色々なリエゾンになれるために、英文をリエゾンで読む練習を意識してやるようにすると、聞き取りが難しく無くなっていくでしょう。
黙読ではなく、声を出して音読して、英語の発音をする時の顔の筋肉、舌の筋肉を鍛えましょう

英語の聞き取り訓練は、正しい発音訓練が基礎なんですね。
正しく発音が出来て初めて聞き取りが出来るようになるんですね。

例外的に語尾が子音、語頭が子音(y) で起こるリエゾンがあります。
Can't you see?
キャン(t y)ウー シー?
キャンチューシー?"

リエゾンは、いかに発声器官に楽をさせて滑らかに発音するか、自然と出来上がっていった発声テクニックと言う事なのでしょう。

ですから、音読していて滑らかに発音しにくいという箇所に出会ったら、リエゾンを考えて見ると良いですね。

聞き取りには、ヒアリング練習だけでなく、音読練習が有効な訓練だということを覚えていてください。

それではまた