今年初めて見た映画「M3GAN/ミーガン」。

 

 

自動車事故で両親を失った少女ケイディに

与えられたアンドロイド・ミーガン。

 

ミーガンの献身は

ケイディの心を癒し

 

周囲からも

理想的な友人関係を築いているようにみえた。

 

しかし、様々な経験が

積み重なっていくに従って

 

ミーガンのケイディを

守ろうとする機能は過剰になっていく。。。

 

 

昨年末「2023年みうらじゅん賞」に

この映画が受賞していて

 

 

みうらさんも絶賛していて

 

ミーガンのキャラ商品を

けっこう買っているのを

見せてくれたので

 

それならば、と、見てみた。

 

 

いや、面白かった。

 

 

人形が、殺人を犯していく映画は

いくつも見ているが

 

 

どうしても

 

「おもちゃが

人殺せるかしら?」と

 

内心笑ってしまうところがあった。

 

ミーガンが作りものなのか

人が入っているのか

 

よくわからないところが

物語の不気味さを出していて

 

またそれが現実感を出している。

 

 

おもちゃが人殺しをするのは

どことなくコメディーっぽいが

 

ミーガンの殺人は

 

「近未来にあるかもしれない」と

思わせるのが、面白いのだ。

 

 

 

 

開発者たちは

 

ミーガンが危険であることが

だんだんわかっていくのだけど

 

 

それまでは

みんな中途半端に愚かしい。

 

 

ケイディを引き取ったジェマは

ミーガンの開発者であるが

 

子育てや子守に

スマホやタブレットを与えるような

 

人の親となるには不完全な人間である。

 

 

ジェマの隣に住むおばさんは

自分と飼い犬のことしか頭にない愚者である。

 

 

そういう愚者の中で

 

ミーガンは

一番理想的な行動をしているのではないか、と

 

愚かな私などは思ってしまった。

 

 

こういう映画も

 

まんざら絵空事と思えない時代に

なっているよなぁ。

 

 

子どもではなく

 

自分のためにミーガンが欲しいぞ(#^^#)。