(新空手に参戦した時の写真です。)
週一、30分ながらピアノを習いに行く事が決定し、空手は次なるステップに進みました。


上級への挑戦です。

話は逸れますがこんな事がありました。

その後、一年位が過ぎ武将會を立ち上げた頃のエピソードです。 

桃子が初めてピアノの発表会に出る事になりました。


家族揃って応援?見学に行った時の事です。


会場に到着してまず感じた事は

「周りの親子の品の良さとシ〜ンとしたホールの 雰囲気」


空手の大会の会場とは違い少し息苦しささえ感じました。

そして桃子のスカート姿の違和感。

まだ幼年のマーシーと低学年の大将がはしゃぎ回るのを抑えるのが精一杯の私。


演奏をする会場内にこの二人を入れるのはまず無理だと判断しました。
 
他の方の演奏中、静かにしていられるはずはありません。

私は桃子の演奏も聞きたかったので危険な二人を会場ロビーに残してホールに入りました。

その際に

「少しの間二人で静かにしていろよ!静かに出来ないならスクワットや腕立てでもしてろ」

この一言が間違いでした。


桃子はレッスンの成果を出して無難に演奏を終えました。

私はほっとした気持ちと同時に二人の事があたまをよぎりロビーに直行。

会場の扉を開けた時、なんか騒がしく嫌な予感がしました。

予感的中!

私が二人に近づくとホールのスタッフの方が

「この子のお父さんですか?申し訳ありませんが館内での運動は控えて頂けますか。」

大将とマーシーが声を出して会場ロビーの真ん中でジャンピングスクワットをしていました。

何度注意してもスタッフがいなくなると始めていたそうです。

速攻止めに入る私。


遠巻きに横目で見て行く参加者親子。

顔がひきつりながら「元気でいいですね。」

と迷惑そうな言葉。


二人に聞くと他にも腕立てもやったそうです。

私の一言が原因です責める事はできませんでした。

この事は後に桃子のピアノの先生の耳にも入り桃子が先生から言われたそうです。

「次からは弟さん達にはお留守番してもらうように。」

          
                        出禁


我が家の伝説の一つ
「大将、将志ピアノ出禁事件」でした。


そんな事がありながらも武将會を立ち上げてからは流派の縛りもなく、ほぼ大会参加を受け入れて頂ける状況になりました。

桃子もこの頃からは女子戦に出場するようになりました。

ここで、後にライバルとなる強豪達と遭遇します。

2年前にリアルチャンピオンシップで関東女子5年生軽量級が上位独占した時のメンバーや全日本大会の常連選手達です。

このクラスのメンバーとは関東での大会ではよく対戦しましたが最初の2年くらいは勝った記憶がありません。

それどころか一本負けがほとんどで延長戦にすらなりませんでした。

まさに大将の時と同じゾーンに入ってしまいました。

ここでも親が折れるか桃子が折れるかの闘いを強いられました。

後に桃子に聞いたのですが、どうしても乗り越え無くてはならない訳が桃子にはありました。


       続きは次回書きます。