今年のジュニア空手大会は新型コロナウィルスの影響でことごとく延期、中止に追い込まれて行きました。

前列のない国難と向かい合いながら現在も暗中模索の日々が続いています。

本題に入る前に書きたい事があるのでそちらから書きます。

本来ならそろそろ運動会シーズンに入ります。

武将會周辺の学校では運動会を中止する学校も数多くあります。

全国的には開催する学校もあるようで、開催についてある小学校の件で昨日こんな話が耳に入って来ました。


「各学年ごとに入れ替え制で開催するようで    す。」

それも平日開催。

保護者は一人だけ。



凄い違和感を感じました。


まるで体育の授業の授業参観?

仕事のある保護者はどうするのか?

幼稚園や保育園ならまだわかりますがナントも開催する事に?を感じました。

ひょっとしてマスクをしたまま走るとか?

運動会って全校生徒に家族の応援、全学年のリレー戦などなどお祭り騒ぎが運動会でした。

これに私達の時代は棒倒しや騎馬戦など今の運動会から消えてしまった目玉競技もあり活気づいていました。


今回のような開催スタイル。これも新生活、新時代のスタイルなのでしょうか?

開催する事に意義があるとは思いますが「運動会」と銘打って開催する事じたいがやっつけ行事にしか聞こえ来ないのは私だけでしょうか?

学年やクラス単位でやるのならば「記録会」や「学年選手権」などの冠の方がシックリきます。

入学式や卒業式とは違います。

有事の対応、判断は難しいと思いますが掲げた冠とあまりにもかけ離れたものであればどうなのでしょうか。

ちなみに私の子供の通っている小学校は中止にするようです。

「運動会」としての中止は賢明な判断だと思います。



この先は空手の大会について武将杯なりのポリシーで書きます。


前にも今年の武将杯中止を発表した際に中止の理由をお伝えしましたがその理由をもっと深掘りして書きます。


まずは選手のパフォーマンスについてですが正直言って武将杯ではマスクやフェースシールドを使用してまでして組み手の試合はしたくありませんでした。

次に審判についてですが、上級戦の武将杯は従来通り5審制でやりたかった事。

ルールについてですがこちらも従来通り武将杯のポリシー通り「6対4は引き分け」延長。
決勝戦は最終延長を含め本戦から4回。

早期のマストシステム決着は本意でない事。

当然ですがとことん闘うわけですからマスクやフェースシールドなどを付けていたのでは従来のパフォーマンスは無理です。

当然の事ながら時間もかかります。


また、武将杯はストロングスタイルのフルコンタクト空手をモットーに
「コートは激闘会場はイベント盛り沢山」
をテーマにしているので先に書いた運動会のように入場制限を設ける気持ちは全くありませんでした。

ならば、規模を縮小し、開催先行の考えで様子を見ながら自分のイメージした大会が出来ないのならば中止も止むを得ず。
となりました。


武将會は街道場で大きな組織ではありませんし武将杯はまだまだ器の小さな大会です。

協力団体の熱い御好意で審判団を組んで頂いています。
お世話になっている各道場の審判をお願いしている先生方にも御負担をかける事にもなります。

私的には時代に負けたくない。

信念を曲げてまでやりたくない。

ただそれだけです。


大会のルールや運営のやり方は様々です。

ここに書いた事はあくまで武将會、武将杯のポリシーについて書いたものです。