新型コロナウィルスによって世界中のあらゆる機能、経済、生活パターンが破壊され今現在もパニックの出口が見つからない状況です。
しばらくは上手くこの状況に順応していかなければなりません。
ネガティブな考えかたでは疲れてしまいます。
今日は私が、武将會にとって新型コロナウィルスに教えられた事を書きます。
(と言うよりは試練かも知れません。)
6月に入って各道場の稽古も始まっているようです。
稽古の成果を試すはずの大会は全国的に中止が多く、年内大会の見通しも立っていないのが現状です。
目標のない稽古はゴールのないマラソンのように思っていました。
では、はっきりしない日程が無くては稽古に力が入らないのか?
自問自答を繰り返していました。
実際に稽古をするのは子供たちですがやる気にさせるのはこちらの役目です。
とうぜん保護者の気持ちの割合も大きいです。
初めての試練で体力差もついていますが、初心に帰って考えてみて下さい。
子供に空手を始めさせようと思った時の事を。
乱暴な例えですが、何らかの事情で長期に渡り学校を休んだとして学校を辞めますか?
少し追いつけなくなっただけで勉強させるのを辞めますか?
教育には義務があり期間が決まっています。
中学卒業後は自己の判断です。
しかし習い事には期間がありません。
その上、中途半端でいつ辞めても何の問題もありません。
一つの事を全う出来なくて諦めても何の問題もありません。
自己判断、自己評価すればいいだけの事です。
社会に出て出世する見込みがなくても働かなくてはなりません。
個人、または家族と共に生き延びなくてはなりません。
今年大会がなくなったから辞めようか。
置いて行かれたから辞めようか。
そんな気持ちでいいのでしょうか?
目標は消え失せてはいないし、各主催者の方々は連日ポジティブな考えできたる日の為に知恵を絞り準備をしています。
新型コロナウィルスウィルスは時間と言うものをタップリ残してくれました。
まだまだ時間はタップリあります。
大会は必ず再開されます。
親も子も指導者も本物だけが残る事でしょう。
心も身体も精神も強くなった者達が。
一人でも多くの人がそうなる事を望みます。