11月の武将杯の締め切りを終えて60団体、408名の選手が参加してくれました。
正直、ビックリする数でした。
この『秋の王者決定戦』では色々な演出をして楽しんで頂こうと考えていました。
その一つは甲冑を身に纏った武将の登場でした。
決勝トーナメント前に現れて選手、観客の注目の的になっていました。
結果は桃子、大将共に優勝。将志は予選敗退でした。
MVP、ベストバウトは男女共に他道場の選手の手に渡りました。
私的にはベストバウトをうちの道場生に取って欲しかったです。
この大会でも田辺先生、木村先生を中心に審判団を編成しました。
まだ歴史の浅い大会なので反省点を顧みて変化する事も必要だと感じました。
この大会で2019年の武将杯のスケジュールも発表する事が出来ました。
そしてこの年の大一番、12月23日恒例の総極真ジュニアチャンピオンシップが近づいて来ました。
この年は大将が東京と埼玉の選抜大会とGENKIチャレンジを優勝した為シードされました。
このクラスの大会では一つでも試合数が少ない方がいいです。
この年、ここ迄15回の優勝が本物かどうか試される時です。
初戦シードで二回戦は何と同じ関東同士で何度も戦った事のある相手でした。
何とか勝つ事が出来ましたが、三回戦は僅差で敗退してしまいました。
将志はこれが2回目のチャレンジでしたが二回戦敗退。
桃子は無差別級に出場して準々決勝まで駒を進めましたが、身長差30センチ、体重差30キロの絶対王者と対戦して強烈なヒザ蹴りを受けて救急車で病院送りになりました。
大将は完全に作戦ミスでした。
相手選手のスタイルにムキになって合わせ過ぎました。
年はまたぎますが残るは2019年1月に神戸で開催されるリアルチャンピオンシップです。
この大会も大将はシードされました。
演出バッチリ!プロのイベント級の大会です。
大将のクラスは全国の予選大会を勝ち抜いて来た強豪50人のビッグトーナメントでした。
桃子、将志のクラスも各地の強豪選手がひしめいていました。
将志は三回戦敗退。
一つ勝ち抜くごとにパワーアップした対戦相手が登場します。
まだ1年生、来年またここに戻って来なくてはなりません。
桃子、一回戦は得意の下突き爆発で判定勝ち。
二回戦は同じ関東同士、ほとんど勝った事の無い選手。
減点絡みながら判定勝ち。
準決勝、こちらも関東同士でまだ一度も勝った事の無い強豪選手。
五分の闘いに見えたのですが僅差の判定負け。
そして3位決定戦に回りました。
実は準決勝の時点で関東のライバル同士が4人中3人残っていました。
準決勝前に生徒もセコンド陣も、誰が勝っても関東で上位独占しよう❗️
と話し合っていました。
決勝は関東勢同士、残るは3位決定戦の桃子次第です。
この大会は4位には賞状もトロフィーも無く名前すら残りません。
大プレッシャーの中、正に鬼気迫る形相で一心不乱に闘う桃子がいました。
延長までもつれた末に判定勝ちでした。
表彰された時は涙で顔がぐしゃぐしゃでした。
この結果、このクラス関東勢が上位独占の快挙を成し遂げました。
我が家の歴史に残る全日本大会の表彰台、第1号でした。
さて、大将です。
一回戦シードの為、勝ち上がって来る選手の試合を見ていましたがどちらも強く見えて精神的にかなりプレッシャーを感じました。
勝ち上って来た選手は動きも良く見え、この試合が決勝戦のつもりで闘わなければいい結果は出ない。
そんな気分でした。
トーナメントを勝ち抜くには5回勝たなくてはなりません。
いよいよシード後の二回戦、案の定動きも硬く苦戦を強いられました。
相手選手は先の試合より更に動きが早くなっていました。
本戦引き分け、延長ほとんど引き分けに見えましたがマストで僅差の勝利。
一回戦で精魂すり減りました。
しかし、この試合で大将の気持ちに火が付きました。
3回戦、4回戦と延長戦もありながら勝ち進んで行きました。
前年は二回戦敗退でしたので自身の壁はクリアしました。
そして準決勝戦、北陸の強豪との対戦になりました。
ここ迄来たらバックは踏めません!
続きは次回に書きます。