今年のリアルチャンピオンシップには7名が予選大会を勝ち上がり権利を獲得し参戦しました。
リアルチャンピオンシップのもう一つの見所である開会式は去年よりもグレードアップしていました。
全日本大会の空気プンプンです。
武将會のメンバーも大活躍でした。
鼓太郎は三回戦まで駒を進めました。惜しくもベストエイトにはなりませんでしたが、病み上がりにしては動きも良く指示をアレンジしたいい動きが随所に見えました。次回が楽しみですが、心構えにかかっています。
大洋は初出場ながら準々決勝まで行きましたが、あと一歩で技ありに泣きました。
全てはいい経験です。
大健闘でした。
樹成、輝砂斗も頑張ったのですが初めてのプレッシャーがあったのでしょう。
将志準々決勝で大きな相手との対戦で捌ききれず惨敗。
桃子は三位決定戦で、負けたらトロフィーも賞状も無しの重圧に打ち勝って三位になりました。
大将は強豪相手に50名のトーナメントで優勝。シード選手の役目を果たしました。
大将は今回、減量との闘いもあり全ての面でストイックに成長したと思います。
今回の闘いで勉強した事は、学年が上がる毎にただパワーを増して勝つ、技術を磨いて勝つ。と言う考えを別の方向に向けて考えていました。
今まで同じ事、嫌な攻め方をされて勝てなかった相手にムキになって真正面からぶつかるのでは無く、相手の戦術を解析し、ルールやコートの特性を理解して何をしたら嫌がられるか?どんな闘い方をしたら相手が動揺するか?を実戦で試してみました。
たまたまかも知れませんがそれがいい方に出たのでしょう。
そしてもう一つ、先に書きましたが、勝負の厳しさを感じた事は三位決定戦に於いて敗者の四位には何も与えられない。記録にも残らない。と言う事です。
桃子が三位になったから言う訳ではありませんが、試合前に桃子の戦友の先生からこの厳しさを聞かされました。
その子は去年、四位になり悔し涙を飲んだそうです。
今年は見事に準優勝しました。まさにリアルリベンジです。
また、その分優勝者にはトロフィーとは別にチャンピオンメダルとチャンピオンワッペンが授与されます。
さらに次回のゼッケンまでチャンピオンカラーのゴールドゼッケンになります。
これだけシビアな待遇差があります。
私の言いたい事は、全日本なら勝たなくてはいけない。と言う事です。各地の選抜大会を勝ち抜き、出場権を獲得し、一つでも多く勝つ!皆が勝ちに来ている大会なのです。
何故なら参加費を支払って、保護者の皆様も時間的、仕事的に時間調整をして中には地方から何時間もかけて、あるいは先乗りして参加している方々もいるからです。
二年前、大将がリアルチャンピオンシップに初めて参戦した時は一回戦で負けてしまいました。
小学ニ年生ながらとても済まなそうな顔をして無口になったのを今でも覚えています。
私も表面上は笑って対応しましたが親も子も心の中は悔しさで煮えくり返っていました。
来年こそは!と無言の約束をしました。
確かに大会は勝ち負けだけではありませんが、全日本クラスの大会は別だと思います。
勝つ為の空手が当然なのか、間違いなのか?ケースバイケースだと思っいます。
また、保護者の方々の考え方も千差万別だと思います。
これだけ勝負を意識させてくれる大会は貴重だと思います。
大会終了後、主催の宮野代表にご挨拶させて頂いたさいに、
「この調子だと2〜3年後にはドームですね!」
と言ったら、満面の笑顔でニッコリ微笑んでくれました。
リアルチャンピオンシップ2019に携わった全ての皆様に感謝です。
そして武将會で初めて全国大会の表彰台に登ってくれた二人に拍手です。








