フルコンタクト空手の大会に出場するには覚悟を決めての稽古が必要です。
何の為に大会に出場するのでしょうか?
経験を積ませる為
実力を試す為
入賞する為etc....
どれもいい事だと思います。が、
やっぱり優勝する為でしょう。
頂点に立った時の喜びや感激は親子共々何度も味わいたいものです。
出る以上階級の差はあっても親も子も考えている事は同じはずです。
だから決勝戦で負けて準優勝したのに号泣する生徒がいるのです。
目標、達成感の置く場所はそこにあると思います。
さて、大会に向けて、勝つ為にどうしたら良いか?それまでの道程ですが、当たり前の事ながら稽古を積むしかありません。
それも自分を追い込む稽古を。
空手や柔道などの武道を習うきっかけの多くに「厳しくても構いません。心身共に強い子にして下さい。」
と言われて入門させる親御さんがいます。
しかしながら稽古についてこれなくなると
何ヶ月も経たないうちに
「うちの子は向いてないかも知れないのでやめようと思います。」
と結論付けて辞めて行くパターンがあります。
厳しい意見かも知れませんが、逃げ道を作ってあげてはいけません。
辞めてしまう事は決して悪い事だとは思いませんが、目先の目標や、ここ迄は頑張って続けよう! そんな気持ちで自分なりの達成感を胸に次のステージに向かってみたらどうでしょうか。
今、自分の子供が辛そうだからと辞めさせてしまったら、又、次に辛い事に突き当たった時も子供は親に逃げ道を求めてきます。
進む道には迷っても逃げ道だけには迷いません。
キツイ稽古を積んでいても負ける事の方がはるかに多いですが、上を見続け努力している人の方が絶対に多いです。
下を見続けている人などいません。
追う立場も追われる立場も全ては自己との闘いです。
武道の道は様々な道です。