我が家宝の写し絵と共に
武将様への言の葉を綴りまする。

前田慶次様
現世にてまたお会いする事が出来た。
それだけでも嬉しゅう事なのに、
御披露目式ではお相手をさせて頂けた。
儂の事を家族の一員かのように
接してくださった。
城はもちろん遠征先でも
お目にかけて下さった。
いけませぬ。言の葉に上手くまとめられませぬ。
ですが、これだけは後悔しないように
お伝え致しまする。
拙者は前田家家臣で誠に良かった。
慶次様と共に現世を歩めて誠に
嬉しゅう御座りました。
誠にありがとう御座りました!


加藤清正様
共に蘇れた事、一生忘れませぬ。
いつもお優しい清正様。
その姿に多くの民が心奪われたと思いまする。
儂もその一人で御座りました。
現世の変わり様に共に驚き歩いていた
名古屋城でのひと時も
共に演武で刃を合わせたひと時も
どれもこれも良き思い出に御座りまする
儂は何があっても味方に御座ります!
誠にありがとう御座りました!


前田利家様
四〇〇年前には見る事も
叶わなかった利家様。
現世にてお会い出来たあの日を忘れませぬ
どのような方か分からず
力が入りお供させて頂いていた儂に
もっと力を抜いて良いと
言って下さったからこそ
笑顔でいられ申した。
利家様には助けられてばかりで
家臣として情け無く思いまするが
感謝の気持ちでいっぱいで御座ります
誠にありがとう御座りました!


徳川家康様
どんな時も優しく救いの手を出して下さる
寛大なお方。現在の日ノ本を作り上げた
家康様のお側にいる時は
いつも発見や成長があり申した。
儂がなんとかするで好きなようにやれ
いう御言葉に何度助けられたか分かりませぬ。
名古屋城に笑顔があるのは
家康様のおかげといっても過言ではないと
拙者はそう思っておりまする。
誠にありがとう御座りました!


豊臣秀吉様
共に天に還りまするが、
ここでも言の葉を残しまする。
拙者が現世に蘇ってきて
まさか豊田家と命名して頂き、
家臣の一人とさせて頂けるなど
嬉しゅう御座りました。
秀吉様の言葉の凄さに圧倒され、
商人として惚れておりました。
湿っぽくなるのは秀吉様も嫌いだと
思うのでこれ以上は言いませぬ。
それでもこれだけ、
共に過ごした日々忘れませぬ。
誠にありがとう御座りました。

織田信長様
何故信長様はそんなにお優しいのですか、
いや、これは昔からそうで御座りましたか。
現世では魔王とまで呼ばれた
信長様では御座りますが、
それは信長様の真に触れていないから。
信長様がいるだけでとても心強く、
場の士気がとても良くなりまする。
四〇〇年前と変わらぬ所も
沢山あり、とても嬉しゅう御座りました。
戦無き世で笑う信長様を
見れた事だけでも家宝に出来まする。
普段は言えませぬが
今日だけはお伝え致しまする。
信長様、愛しておりまする。
誠にありがとう御座りました!