皆の者、息災か。
加藤清正である。


けふは織田信長様、前田慶次殿、踊舞、なつと共に城に出陣して参った。
大分暑くなると聞いてはいたが、ちと雲があったせいか昨日ほど過ごしにくくはなかったわな。
お陰で演舞も捗った。


近頃暑い日が続くが故、このまま紅葉しきらんまま冬となってしまうのではないかと気が気でない。
冬には冬の良さがあり到来を待ちわびる次第であるが、秋の風情を楽しむ前に来てしまうのは困り物じゃな。


「さびしさは その色としも なかりけり
真木立つ山の 秋の夕暮


別の意味でこの気持ちである。



城に出陣して参ったのちは、栄はパルコ殿にまた出陣して参った。


名古屋の民に我らの活動を周知した。
この戦さの結果が周年祭に現れればよいが。



加藤清正