前田又左衛門利家也。



名古屋城へ登城せし皆々。

大儀ぞ。


我が主君、織田信長様に憧れて止まない童が訪ねて参った。

胸に織田木瓜の家紋を入れし童は紛れも無く我が思いを同じく致す織田家臣じゃ。

時代を超えて、同志と出逢えるは嬉しきものよ。

織田家の上役と致し、教えたき事が山の如く御座るが、此度は一つだけ。


胡瓜〔きゅうり〕は食すべからず。


織田木瓜の家紋が胡瓜の断面に似て居るが故に、織田家臣の皆々は此れを食すを拒んだ。

然れど〔されど〕、現世では好き嫌いを致すと親の面目も立たぬが故に食すがよい。

御屋形様〔信長様〕には内緒に致しておこう。

冗談は捨て置き、御屋形様より学びし最も大切な事は此方じゃ。


考える事を止めては為らぬ。考える事を諦めては為らぬ。


努努〔ゆめゆめ〕、忘れるで無いぞ。



御屋形様の生き様を半刻〔凡そ一時間〕ばかしに凝縮致し届けたるは、我等が大戦。

左様。


此の世の全てに疑問を持たれ、己が自身で考え、時代に変革をもたらされた御方こそ、我等が御大将。織田信長様。

変革の時代に生きた我等が、何に悩み、又、何の為に戦うたか。

答えは全て絆2018の中に有り。

見逃すで無いぞ。





狼煙組の皆々よ。

其方等にも我が思い、託したでな。

援軍参陣待って居る。

名古屋能楽堂にて相見えん〔あいまみえん〕。



名古屋おもてなし武将隊 織田家一番槍
前田又左衛門利家