前田又左衛門利家也。



名古屋城へ登城せし皆々、大儀ぞ。


此度も名古屋城にて嬉しき出逢いが在ったのぅ。

我等、名古屋おもてなし武将隊は毎週土日祝日、日に二度の演武〔パフォーマンス〕を届けて居る。

其の後、演武を観やりし者等と写絵〔写真〕の対応を致して居る。

此度、演武の後に小さき女子が儂の元を訪れた。

午前と午後。共にじゃ。

未だ歳の頃は五つと申す。

他にも十の娘より文を貰い、中には我等の姿が描かれて居った。

此れがよう似ておる。

更には、我等の口癖も吹き出されて居り。

御屋形様は、で、在るか。

秀吉は、むふふ。

儂は、すまん。すまん。

うむ。よう観てくれて居る。

すまん。と申さぬ人生を送らねばな。

他にも遠くより参りし者等と多く触れ合うたが、皆々、誠に大儀ぞ。

尾張によう参りし者等にも等しく感謝は在るが、客人同士互いに譲り合い助け合う姿が暫し見られた事が何より嬉しき一日で在った。

顔をよう合わせる者よ。

主等の行ないは誠、天晴れじゃ。






此方は我等が渾身の力を込めし戦じゃ。



見逃すべからず。



名古屋おもてなし武将隊 織田家一番槍
前田又左衛門利家