前田又左衛門利家也。
雨為れど、名古屋城へ登城せし皆々、大儀ぞ。
名古屋城の直ぐ近く、愛知県体育館では剣道の大会が在ったそうじゃ。
明日の日ノ本を担う剣士達が挙って〔こぞって〕登城致してくれた。
儂も槍に秀でた武将として名が通って居るが、槍を学ぶには刀の扱いも知らねば為らぬ。
毎日素振りを致して居れば、左手小指の付根の皮が固く成る。
此処で若人がよく致す過ちが、此の厚く固く成りし皮を歯で噛み切って吐き捨てる行い。
確かに始めは邪魔だと思うやもしれぬ。
然し乍〔しかしながら〕、此の皮の厚みが己を鼓舞致す印と成る故に、余り弄らぬ〔いじらぬ〕事じゃ。
剣士達よ。
現世の安寧は其方等に任せたぞ。
我等とて、負けては居られぬ戦が在る。
今日、明日と先攻販売を致すは、、、
此れを見ずして戦国史は語れまい。
愉しみ勇みて、いざ出陣。
明日は名古屋城にて、十名全員揃い踏み。
無料解放致すは名古屋城にて相見えん〔あいまみえん〕。
名古屋おもてなし武将隊 一番槍
前田又左衛門利家