御早う御座る。
 加藤清正である。



 本日は名古屋城へ登城致す。

 このところ雨天演武中止となる事の多い週末の名古屋城。本日こそは演武出来る事を願っておるが・・・。



 戦国の世には、雨天に河が氾濫をして渡れず、出陣を待つ事態も多くあり申した。

 賤ヶ岳の戦いに駆け付ける前、大垣城にて足止めを余儀無くされたあの時の如くじゃ。

 演武に全てをぶつけるその時をじっと待つ様な気持ちである。





 そして、その時が今日来る事を願っておるのだ。


加藤清正