こんな会話がはたしてあったのか!?元気!です!!










元気!「やっとかめに御座いまする!」

桃太郎「ん!?なんじゃ?」

元気!「ですから、やっとかめに御座います!」

桃太郎「…なんじゃ?よう意味がわからん」

元気!「やっとかめは久しぶりという意味で御座います」

桃太郎「ほう、なるほど…してお主何者であるか!?」

元気!「えぇ!?覚えておらんのですか!?」

桃太郎「誰じゃ?そなたの名は?」

元気!「拙者、名古屋おもてなし武将隊陣笠隊の元気!と申しまする!」

桃太郎「名古屋おもてなし武将隊……もしや去年信長様と共に参った者か?」

元気!「左様に御座いまする!!足軽の元気!です!!」

桃太郎「おお、そうであったか」

元気!「覚えてなかったのですな…」

桃太郎「すまんすまん、一度見ただけでは五人全員は覚えれんくての…しかも去年は雨でお主らのが予定しておった演武の場所が儂のおる外の広場から駅の中のイルカ広場に変わったじゃろう?やけぇ結局演武見れずでお主らの姿を見たのはイルカ広場に出入りする一瞬だけだったんよ」

元気!「…よくそんな細かいことを覚えておるりますな」

桃太郎「当たり前じゃろう!儂を誰じゃと思うておる!?」

元気!「桃太郎殿!」

桃太郎「そうじゃ!…して此度は何用じゃ?」

元気!「此度も名古屋の観光ぴーあーるのため此処岡山に参ったのです!」

桃太郎「そうか。いつ何処でするんじゃ?」

元気!「明日、明後日と岡山天満屋六階みどりの広場にて十二時と十五時、一日二回行いまする」

桃太郎「おー!また天満屋で行われておる物産展、尾張名古屋と東海4県味と技に合わせての催しなんじゃな」

元気!「よく御存知で!」

桃太郎「当たり前じゃろう!儂を誰じゃと思うておる!?」

元気!「桃太郎殿!」

桃太郎「そうじゃ!…また岡山の皆に名古屋の魅力を伝えてくれのお!」

元気!「勿論そのつもりで御座います!!」

桃太郎「ははは!その意気じゃ!」

元気!「しかし…」

桃太郎「ん?なんじゃ?」

元気!「我らは四百年前より甦りし武士。恐らく此度も我らを初めて見る者が多いと思うのです」

桃太郎「まあそうであろうな。名古屋はちと遠いしのお」

元気!「そうすると桃太郎殿のように武将様の事は覚えても我ら陣笠隊の事は覚えれん方が多いと思うんです」

桃太郎「主らは武将に比べると知名度はないけえのお」

元気!「そうなんです………」

桃太郎「それは仕方ないじゃろう」

元気!「そうなんですけど………」

桃太郎「それでもやるべきことはあるのじゃろう?」

元気!「はい………」

桃太郎「ではそれをやるだけじゃろう!」

元気!「……はい………」

桃太郎「お主らしくおればええじゃろう!」

元気!「はい……」

桃太郎「お主らしくな!」

元気!「………はい…」

桃太郎「お主らしく!!!」

元気!「…………」

桃太郎「お主らしく…お主ら…お主!おい!元気!お主!!聞いておるのか!!!!!!」

元気!「!?」

桃太郎「何を落ち込んでおるんじゃ!お主は元気!であろう!?儂が覚えておらんかったことが悲しかったのか!?それはすまん!!」

元気!「はい…」

桃太郎「そんな調子で明日よりの戦に向かえるのか!?……よいか元気!、主ら陣笠隊は確かに地味じゃ。武将に比べたら…いや比較にならんくらい地味じゃ。知名度も無い。じゃがな、武将は主らを必要としておる。あのようなそうそうたる武将に仕えとるんじゃよ!?それだけでも名誉な事であるぞ。それにな、覚えてもらえない?お主の戦はそれではないであろう?名古屋の為に戦っておるのであるう?その戦にはお主にしか出来ぬこともあるはずじゃ。お主の果たすべき役割があるはずじゃ!其れを全うすれば良いではないか!さすればその戦働きを何処かの誰かが必ず見ておる!その人数は少なくとも、必ず!!何ゆえお主が現世に甦える事が出来たか…それは四百年前お主が必死にがむしゃらに働いて命有る限り懸命に生きたからじゃ!その姿を見ておった者が確かにおったからじゃ!それは此れからも変わらんぞ!」

元気!「桃太郎殿…」

雉「わしもそう思うぞ!わしはきじじゃけどな」



元気!「雉殿!?」

猿「そうじゃな!」



元気!「猿殿!」

犬「目の前の戦に全力を尽くすことじゃ!」



元気!「犬殿!!勢揃いで…皆様方かたじけない」

鬼「儂もおるよー」



元気!「鬼殿まで!?」

桃太郎「元気!や、わかったか?何も心配することはない。お主はお主の出来る事をやればいいのじゃよ」

元気!「…分かり申した。皆様方誠に有り難う御座いまする!拙者、目の前の戦に目を向け迷わず参りまする!!」

お子「それでよい!」



元気!「え!?誰!?」

桃太郎「気にするでない」

元気!「いや、気になります」

桃太郎「よそ見をするでない」

お子「前を見よ」

元気!「え!?あの…」

桃太郎「元気!や!!!明日よりの戦、必ずや勝ち戦にするのじゃ!!」

元気!「え!?あ!はい!!」

桃太郎「では参れ!!さらばじゃ!」

雉猿犬鬼お子「さらばじゃ!!!!!」

(たったったったったったったた………)

元気!「あ!ちょっと!…………行ってしまった」








本日は秀吉様、清正様、慶次様、踊舞さんと共に岡山天満屋へ出陣。


皆様、岡山天満屋にて御待ちしとりまする!!




元気!