○クールブロン(リリカルホワイトの20)

 10月28日のレース後は在厩で調整され、11月12日の福島1勝クラス(ダート2400m)に出走し、7着だった。そのまま在厩で調整され、12月2日の中京1勝クラス(ダート1900m)に出走予定。
 レース内容はスタート今一つで後方待機からの3コーナーで追い上げ態勢だったがそこまで脚色はよくなかった。ジョッキーが得意な展開と馬の適正が合わなかったのもあるが、大負けしないが勝ち負けまでは、というレースが続いているので、もう少し能力アップが必要。
 ただ、コンスタントにレースに出してくれる厩舎には感謝。走らないとお金にならないし、楽しめない。
○インクルージョン(インクルードベティの21)
 美浦で調整が続けられ、12月3日の中京新馬戦(芝1400m)でデビュー予定となった。
 東京デビュー予定が間に合わないということ、まだ中距離を走るには息遣いが粗いので1400mになったのは残念だが、調教時計は優秀で、モレイラジョッキーが乗るということもあり、新馬戦はかなり期待できる。堀調教師がトップレベルにいるのがよくわかる調整過程である。
 新馬戦をすんなり勝って冬の東京で距離を伸ばしてトライアルへ、というのが最高のシナリオ。
○ヴェルトラウム(ヒルダの21)
 11月12日の福島2歳ステークス(芝1200m)に出走し、3着だった。レース後は天栄に戻って休養中。
 ゲートがしっかり出るか、芝でも走れるかが課題だったが、出遅れからの直線で10頭近く追い抜いた。芝でも充分やれることが証明された。また、もう少し距離を伸ばしてもやれるのではないだろうか。
 この馬はゲート難があるので、次走までに解消できるかが課題。東京の芝マイルを試して、速い上がりを出して勝てるようなら、NHKマイルカップが春の最大目標になるが、南関3冠という路線も楽しめそう。
○ローゼンモンターク(マルティンスタークの21)
 しがらきで調整され、11月24日に栗東に戻った。12月17日の阪神未勝利戦(芝1800m)で復帰予定。
 新馬戦ではスタートから進んでいかなかったので、そこが課題だが、距離を伸ばして混合戦を選んできたことから、ある程度の手応えがあるのかと思われる。サトノダイヤモンド産駒は距離伸ばしていいいので、楽しみ。
○キャンプロックの22
 NF空港で育成中。坂路でハロン18から20までのキャンターまで進んでいる。
 馬体重は432kgで、少し減った。募集時の写真と比較しても、お腹がスッキリしていることから、調教しながら絞ってきたものと考えられる。ただ、精神的に幼いとのコメントが続いていることから、年末までに17のキャンターができるようになればよいのではないだろうか。
 しばらくはこのようなコメントが目立つと思うが、焦らず春までに良化ができれば。
 
 4歳以上では、ヴェラアズールがジャパンカップで7着。色々変更があってのドイルジョッキーでの出走だったが、イクイノックスが強すぎた。正直、ムーアジョッキーが乗ってもよくて2着まで、掲示板までいければ好走という印象だったので、7着でも5着までコンマ2秒の競馬だったのは力を出せたのではないだろうか。これで3500万稼いでくれたので、ジャパンカップの価値は高いと改めて感じた。
 12月はシュヴァリエローズとリゴレットが走る予定。ともに夏の小倉で消耗してからの立て直し状況にあるので、10月に走ってここで好走が期待される。ヴェラアズールはまだ走るのだろうか。種牡馬入りの声がかかれば時期なのかもしれない。