ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏が
今回の震災で
個人資産のうち、100億円を寄付すると発表しました。

また、これから退職までの役員報酬も全額を寄付するということです。



私たち一般人からみれば、とてつもない金額です。



アメリカのフォーブス誌の世界長者番付によれば、
孫社長の資産は6723億円だそうです。

ですから
100億円を寄付したとしても、6623億円は残る計算になります。






寄付は

あくまでも個人の問題です。





お金がどうのこうのということを言いたいのではありません。




私が言いたいのは、孫社長が、下した

英断の物凄さです。



簡単にいえば、


これから退職するまでの

報酬を

全額寄付する

と決めた人間が、

日本に少なくともひとりはいる、

ということを誇りに思うということです。





例えば

私たちは、様々な会社の中から
携帯電話会社を選び契約をしています。



わたしはソフトバンクの携帯電話は使用しておりませんが、

もし、ソフトバンクの携帯電話を契約して通話料金を支払えば、

その一部は
孫社長の報酬になるわけで、

それが震災で被害に遭われた方々に

全額還元されるわけですから、

これはものすごいことです。




善意ある携帯ユーザーの中には、

この孫社長の行動に感銘を受け、

ソフトバンクの携帯電話に乗り替える人たちも増えるのではないでしょうか。




これは他社にとっては


かなりの脅威となるでしょう。




被災された人たちの中にも
携帯電話会社をソフトバンクに乗り換えれば、


携帯電話使用料が

孫氏の手に渡り、

やがて
自分たちに戻ってくるということです。





もはやソフトバンクは

ドコモやAUと同じく

日本という国のみならず、
世界の通信業界に無くてはならない地位まで確立したということです。





すなわち、

ソフトバンクという会社は

孫社長のものではなく、

日本人のユーザーのもの、

もっといえば、日本国民のためのもの、


といえます。



ですから

孫社長は、自らの報酬を

すべて被災者への支援に充てる、と
いえたのだと思うのです。



こうなると、

ソフトバンクは

資本主義における
営利を第一目的とする

「企業」

ではなくなってしまったといえるのではないでしょうか。




孫社長の中には、

ソフトバンクは
各企業を超越した企業




すなわち、

国民のための企業、

いわば

国有財産

としての位置づけになった
といえます。






日本国を支えるにまで成長した

ソフトバンク。





それを一代で築いた

孫正義。





だからこそ、

この英断は

物凄いのです。








孫社長に敬意を表すとともに、


私自身も

孫社長に比べたら
ほんのわずかではありますが


寄付をさせていただきます。






被災された皆さんには

心よりお見舞い申し上げますとともに、一刻も早く復興・復旧できることをお祈り申し上げます。