昨日予想した京大入試問題投稿事件で、
仙台市の予備校に通う19歳の男子が逮捕されました。

京大の入試業務を著しく混乱させた

「偽計業務妨害」

という罪での逮捕でした。



「携帯使って一人でやった」と本人は主張しているようですが、共犯者がいるのではないかとの疑いがあり、警察は依然捜査中とのことです。




早稲田、立教、同志社のうち、早稲田大学については合格しているようで、

早稲田大学側は、

「不正があれば厳正に対処する」

とのコメントを残しています。





社会的に大きな波紋を呼んだこの事件。



おそらく
大学入試による過度なプレッシャーであるとは思いますが、

人として、
やってはいけない行為をしてしまった社会的責任は大きなものがあります。


浪人をして入試が近づいてくるプレッシャーが計り知れないことは、
私自身もよくわかります。


「絶対に受からなければ」という気持ちが、彼をこのような行為に及ばせてしまったのでしょう。



この人物を良く知る周囲の反応は、

「まじめな好青年で、こんなことをするとは想像できない」

という話ですが、

だからといって
やってしまったのは事実なのですから、さすがに擁護のしようがありません。


今回は自分の犯した罪を深く反省してもらいたいと思います。


それについて
我々は
あまり過剰になりすぎずに、一定の距離を置いて彼を見守っていくしか、
彼の更正の道はないようです。



彼は、今年度の入試は当然すべて自粛し、

一年間もう一度勉学に励み、
来年度については、正々堂々と実力で入試を突破してもらいたいものです。



入試を受ける受験生は、誰一人として、落ちることを望んでいる人はいません。

みんな、合格しようと必死に頑張っているのです。


彼は受験勉強だけでなく、もう少し世の中の人々に目を向け、
人の気持ちの変化や、
先のことを考えて行動する力を学んでいかなければならないでしょう。

そのためには、他人と協力して何かを造り上げるとか、
他人と議論をして、意見をぶつけ合うとか、

人と人との交わりの機会を増やしていかなければならないでしょう。


すなわち、それは本来は、普通に

文化祭で物を造り上げるとか、

生徒会や委員会の活動などで議論するとかして培われるものなのでしょうが、

おそらく小、中、高校時代に、そういった経験を積むことなく、

ただひたすら受験勉強だけに没頭して過ごしてしまった弊害なのではないでしょうか。


ですから、

やっぱり社会に出る前に

学ぶべきことの多くは

学校で学ぶことができると言えるのではないでしょうか。

それだけ、学校での生活というものが
重要な要素の一つになっているといえます。


今後、このようなことが二度と起こらないことを望みます。




しかしながら
だからといって、大学側は
試験官を増やすとか、
金属探知機を導入するとか、
携帯電話を没収するとかではなく、

あくまでも「大学は学ぶ場」ですから、

性悪説を唱えて

受験生は皆カンニングをするものだ、などと疑ってかかることはなく、

あくまでも受験をする前の段階で

受験の心得というものを
きちんと教育・指導するということが大事なのではないでしょうか。