【四知:しち】
「誰にも知られないから大丈夫」
そんな言葉は信用してはなりません。
なぜ断言できるのか?
それは古典がその答えを教えてくれるからです。
甘い誘惑につい心が動く。
それは人間だから仕方のないことです。
そんな時、日々の学びが自分を助けます。
「四知」とは
天知る、地知る、我知る、汝知るという言葉で、
この四つの知を以て四知といいます。
二人だけの秘密といっても、すでに天が知り、
地が知り、自分が知り、何といっても
相手が知っているという事実があります。
不正や悪事はいつかは必ず世間の人に
知られるようになるという戒めになります。
人が見ている見ていないにかかわらず
自分の言行を変えない在り方を持つ重要性を
再確認することができる教えです。
日々の自分の発言や行動を振り返り、
疚しいことが無いように心掛けることが大切。
今の自分を振り返り、隠し事、秘密ごとがある場合は自分の心と向き合い。
どのような解決方法が最善かを自ら考えることです。
そして、考えた答えを実践をしてみることです。
遅かれ、早かれ、疚しいことはいつしか自分の人生に
大きな損害をもたらすことを古典は記しています。
老子はこれを
「天網恢恢疎にして失わず」
といいました。
※天は広いがどんな小さな悪事も見逃さない
古典は実践してこそ、その効果を発揮します。
それは生きた学問だからです。
人間力を高めるコミュニティ(次回は8月3日土曜日13時~)
------------------------------------
株式会社BUSHI・DO
「武士道新倉塾」Facebookページ
講演会・企業研修など
その他お問い合わせはこちら
↓↓