腰痛で来ない!というニュースで久しぶりにすごく気になってしまった

Jamiroquai

なんということでしょう…さらになんか今頭がウニみたいになって光ってるし。

まえに記事にも書いてますようにすごく好きで、なのに離れてしまっていてもう10年くらいたったのですね。早すぎ。

6枚目のDynamiteですよ、音はざらつかせてくるし、ジェイケイの声がもう1~2枚目みたいにキュランキュランした声でなくなってしまって、諸行無常を感じてしまったんですね。

でもこのたび10年もほっといた間にそんなに腰痛じじいになってしまったんかごめんよ~という思いでいろいろ調べて、聴いてなかった分も新譜も聴いて、

うーんやっぱ好き…ラブ

となりました。久っ々にブログ書くくらいには。ジェイケイ、ありがとう!(来日中止が?)


で、いろいろ調べてるうちに、Suchmos という人たちが今、「和製ジャミロクワイ」と言われているらしい。目標と言ってるらしい。

そんな尊敬してくれる人ができたなんてなあ、と感慨深く見ていると、みんな「似てる!」「思い出す!」「真似だ!」とか言ってる。


え…?

似てなくね…?


似てる言うならコーネリアスの1stのほうが似てるというか露骨に…いやいや
 

大勢の人が言ってるんだからあるところは確かにそうなんでしょうけど、私とツボがぜんぜん違う…所を見てる?

ひっかかったので自分のツボも含めて、分析してみます。


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サチモスさん。シロフォンや単音シンセ、フルートやホーン、ボイ~ンなベースなどでジャジーな音色。

いわゆるルパン三世のサントラみたいな音をとにかくもっともっと気持ちよく響かせて酔わせてくれます。

ボーカルの声は、オリジナルラブの田島貴男さんを思い出します。

曲は…コードをこねくりまわした末の…ORIGINAL LOVE…のような…。おしゃれ。オシャレです。


オシャレ・・・


そこが私とのツボの違いか!!


ジャミロクワイのリズムはもっとシャープです。ファンキーではありますが、あれは食い気味でたたみかけるエンジンのリズムです。

あとの違いは曲の展開です。

サチモスさんは同じメロディ、フレーズを余裕しゃくしゃくで繰り返すことにより、曲の安定感やムードを高める感じです。

普通のポップスみたいにAメロBメロサビなんてやったらオシャレじゃないじゃんダサいじゃん。

ジャミロクワイは曲の中でどんどんメロディ、フレーズが発展していきます。

これはCloud9という曲。ポップス王道の曲構成ですが、一番と二番を同じになんて絶対歌いません。

 

 

たまりませんね。Cloud9は入道雲を意味する気象用語。間奏後の高揚でついにほとばしり出る恒例のへんな踊りがたまりません。

ジェイケイの作曲はコーラスやホーンなどの主フレーズも鼻歌で作ってどんどん重ねていくのです。即興JAMの才能とポップスセンスの賜物です。

そして私が好きなのは、まえにも書いた気がしますが、そんな個々にもイカしたフレーズたちがつぎつぎ重なって調和して絡み合って高揚して行く感じなのです。

高揚モノMain Vain。ごきげんジェイケイのかわいさもついでにライブでどうぞ。

 

 

こんな動きをしてるから腰に来るし…。声も何にも気にせずタバコとか○○とか○○○○とか吸ってるし。
あっちのスターはなんでああ生き急ぐんでしょうか。

とにかく、他にもこういう高揚系が私は大好きでして、Revolution1993 とか、Just another story ですとかね、あともともとラテンも好きなので Use the force とか…

もう恋しちゃってる歌詞がこっぱずかしくて眩しくてかわいらしい Where do we go from here? とかですね、つまり。


私のツボはおしゃれさではなくて

TAKE ME HIGHER 感 !!

100%日本産のイモを使ってるの!!

みたいな感じだということなのでした。とても自分でスッキリしました。ありがとうございます。


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最終的に、サチモスさんの「日本のジャミロクワイ」に文句をつけることはないです。ツボの違いです。

パクリとかって、ジャミロもたいがいパクリだしな!

ただ、ジャミロクワイが再評価とかではなく、なんでORIGINAL LOVEが再評価されるように運んでくれなかったのか…!?という。

「日本の田島貴男!」では、おかしいか…。


Jamiroquai新作「Automaton」、ジェイケイの声はやはり若い時ほどキュランキュランしてないのですが、切なげに高音出すのも宇多田ヒカル好きの日本人にはツボですね。

表題のAutomatonと、Vitaminも好き。

変わらない中で、変わったことをしてくれていてとても面白く気に入りました。まだまだこの才能に幸あれ。

聴き逃していた前作も追って手に入れるつもりです。