先日、紹介された陶芸家の先生が

クレイフェスティバルでデモンストレーションを行うというので

こちらヒューストンから250キロほど離れた

サンアントニオ郊外の小さな町まで行ってみた


先生は30年ほど前に日本で修業して

今はヒューストン郊外で独特の焼き物の創作をしている

タイ人

日本語をしゃべるタイ人がアメリカで陶芸

ワタクシもタイ語はしゃべりますが

先生の日本語はかなりのレベルです


クレイフェスティバルは誰も出品出来る訳でなく

事前審査があるそうで、60数人がブースを出して

直売していましたが、とても素敵な品がありました

中にはかなり前衛的なものもあれば、

とてもクラシックな、まるで備前っていうものもありました


唯ねそれぞれが結構サイズ大きく感じました

野菜とか果物を入れておく鉢なんかでも

日本の台所では、それを置いただけで邪魔になってしまうことが

想像できそうな・・・・


先生のデモは1時間の予定でしたが、

結局予定を大きくオーバーしての終了

ロクロを使っての花瓶、鉢、ボールなどの制作を見せて頂きました

アメリカ人作の品々に比べて

とても陶器の壁が薄い

出来た壷に最後に強く息を吹きかけた時

つぼの全体のサイズが大きくなり最終整形されるという

ワタクシ驚きました


デモが終わって先生のブースへ戻り

やはり何かしら記念に欲しくなって

一輪差しを買い求めてしまいました

今はそれを眺めています


どちらかというと、華やかな花をさすのではなく

野の一輪をそっと入れておきたいとなどと

もしくは何も花がなくともこのままでも

なんとなく眺めていて、いいなぁって思える品です


この渋い焼き物に

幸福を招くというこのカエルのアクセントはどうでしょう?