比較的長くにわたって相場に参加していますが、ポジションを作る時、言えばリスクを取る際にいつも心がけている事があります。
もちろん相場に参加する意義は、リスクをとって収益を上げることです。
勝つこと、とでも言うのでしょうか。
しかし、もっと大事なのは負けないことだと思います。
一つのポジションで勝てなくても、負けなければ、また次回があります。
一つのポジションで一か八かの大勝負をかけて負けると、自然と強制退場になり、再起不能になる可能性があります。
負けないこと。これが大事だと思います。
徒然草の110段に当時の双六名人の話があります。
『勝たんと打つべからず、負けじと打つべきなり』
700年前から勝負事は変わらない感じですね。
さて月曜日は思いのほかユーロは無視(?)されて、円やポンドが売られ、オージーが買われました。
国際通貨基金(IMF)の特別引出権(Special Drawing Rights, SDR)に中国元を組み入れることで発生する既存通貨の割合のリバランスの話で動いた可能性は高いですね。
SDRとは、IMFに加盟する国が持つ資金引出し権、及びその単位でありますが、ある意味の仮想通貨です。
今回、中国元を組み入れる=既存の通貨の割合が薄まります。
現状の構成通貨と割合(現状→改正後)
米ドル 41.9% →41.73%
ユーロ 37.4% →30.93%
日本円 9.4% →8.33%
英ポンド 11.3% →8.09%
中国元 0% →10.92%
と、一気に中国元がいままでの日本円が占めていた割合よりも高い水準でデビューです。
よって「リバランス」で円やポンドを売る、と言う流れでしょうか?
ユーロも構成割合が下がりましたが、それほど売られなかったようですね。
こうしてみると日本の世界での立ち位置の低下が見えるような気がして少しさみしいです。
国際通貨基金(IMF)の特別引出権(Special Drawing Rights, SDR)に中国元を組み入れることで発生する既存通貨の割合のリバランスの話で動いた可能性は高いですね。
SDRとは、IMFに加盟する国が持つ資金引出し権、及びその単位でありますが、ある意味の仮想通貨です。
今回、中国元を組み入れる=既存の通貨の割合が薄まります。
現状の構成通貨と割合(現状→改正後)
米ドル 41.9% →41.73%
ユーロ 37.4% →30.93%
日本円 9.4% →8.33%
英ポンド 11.3% →8.09%
中国元 0% →10.92%
と、一気に中国元がいままでの日本円が占めていた割合よりも高い水準でデビューです。
よって「リバランス」で円やポンドを売る、と言う流れでしょうか?
ユーロも構成割合が下がりましたが、それほど売られなかったようですね。
こうしてみると日本の世界での立ち位置の低下が見えるような気がして少しさみしいです。
少し前のインテビュー記事ですが、とても的を得ていると思うので、引用転載します。
とても勉強になります。支店が結構長期なので要注意ですが。
米著名投資家のジム・ロジャーズ氏は、かつて投資機会を求めてバイクで世界一周旅行をしたことがある。現在73歳の同氏はシンガポールを本拠とし、毎日2時間の運動習慣を維持し、年齢を感じさせない。最近投資活動を控え気味だというが、それは年齢のせいではなく、世界中の負債の増加や過度の金融緩和が世界的な弱気相場につながるという懸念からだ。「次は非常に深刻な問題になる。したがって現在は投資先を必死に探していない」と同氏は述べる。1970年代には、ジョージ・ソロス氏と組んだヘッジファンドが10年間で4200%のリターンを叩き出して有名になった。現在は自身のファンドを運用しており、次の大暴落を見越して少しずつ投資を縮小しているところだ。同氏の結論によると、世界中の中央銀行が短期金利を低く抑えている間にもう一度相場上昇があるかもしれないが、大変な結末が来るという。
本誌:特に中国やコモディティーへの投資の情報源として米国の金融メディアの信頼が厚いが、例えば、50歳で数百万ドルの金融資産を持っている本誌の読者はどの程度をこの分野に配分すれば良いか?
ロジャーズ氏:市場のサイクルのどの地点にあるか、あるいは人によって答えは異なる。誰であれ、自分が知らないものに投資すべきではない。カザフスタンの位置も知らないのにそこに投資すべきではない。
Q:現時点で、新興国市場やコモディティーのリスクを厭わない投資家と仮定するとどうか?
A:現時点で世界を見渡してみると、私はさほど楽観的ではない。米国株式市場は6年半も強気相場が続いている。これまで米国では4~7年おきに景気後退が起きている。何らかの調整に近付いている公算が大きい。次に弱気相場が来れば、大半の人がこれまでに経験したものよりさらにひどいものだろう。2008年の危機は過剰な借金が原因といわれるが、その後も借金はとどまるところを知らず増加している。2008年以降借金を減らした国はほとんどない。このような背景で、この1~2年で問題が増えるとみる。次の危機が来れば非常に深刻な問題が生じる。大半の株式やその他の投資で買い持ちするのは良くない。
Q:大きな問題の発端となるのは世界のどこか?
A:米国だ。通貨増発を始めたのは米国で、一番責任がある。その後誰もが真似をした。日本、米国、欧州、英国など主要な中央銀行の全てが同時に膨大な通貨増発を行うのは歴史上例がない。しかし、これまでの弱気相場を見ると、どこか小さな国で問題が生じ、それが雪だるま式に膨らんで世界全体が悪影響を受けるというパターンだ。中央銀行が金利を低く抑えている間にもう一度株価上昇があるだろうが、それが最後になると私は思う。
Q:2013年のインタビュー時点で、中国株は「暴落するまで」買わないとの話だったが、今年の夏の急落は十分な下落だったか?今も買っているか?
A:2015年7月に、急落に乗じて買い始めた。1日の下げ幅が大きかった日が何日かあった。そういう日に買った。それ以降はさほど積極的に動いていない。
Q:中国に投資するのに上場投資信託(ETF)を利用しているか?
A:iシェアーズ中国大型株(FXI)およびドイチェXトラッカーズ・ハーベストCSI 300中国A株ETF(ASHR)を保有しているほか、シンガポールのETFも保有している。しかし、最高なのは、オーストラリア上場のクローズドエンドのAMPキャピタル・チャイナ・グロース・ファンド(AGF.オーストラリア)かもしれない。現在大幅なディスカウントになっている。
Q:ショートポジションを取っているか?
A:プロシェアーズ・ハイイールド(SJB)をロングすることで、米国のジャンク債をショートしている。また、プロシェアーズ・ウルトラショートQQQ(QID)を通じて米国のハイテク銘柄をショートしている。
Q:米国株がもう一度上昇すると考えるなら、上昇するはずの資産をショートするのはなぜか?
A:片方が間違っていた場合に備えてヘッジする必要がある。
Q:コモディティーへのエクスポージャーがゼロかそれに近い投資家で、コモディティー価格が底を打ったとみている場合、どの種類のコモディティーが今後最も有望か?
A:エレメンツ・ロジャーズ・インターナショナル・コモディティー・アグリカルチャーETN(RJA)を通じて、農業に投資するのが良いと思う。今や米国の農業従事者の平均年齢は58歳で、日本は66歳だ。長らく悪夢のような産業だったが、変わる必要がある(同ファンドが追随する指数を設計したのはビル・ロジャーズ氏)。
Q:その他のコモディティーは?
A:原油やエネルギーは底かもしれないが、自信はない。もう少し見極めたい。いろいろ悪材料が出ても、価格が下がらなくなっている。過去から学ぶと、上昇時に好材料が沢山あっても価格上昇が鈍ければほぼ天井で、下落時に悪材料だらけになってもそれ以上下がらなければ底を形成しつつあるとみる。従って、エネルギーは底を打ちつつあると思う。
Q:中国の経済成長は鈍化しているが、非金属の投資機会はどうか?
A:非金属はかなり下落したが、エネルギーのような底の形成に至っていない。まだ待ちの姿勢だ。
Q:金はどうか?
A:金は保有しているが、現在は買わない。今後1~3年でもっと買いの機会があると予想している。農業はしっかり買う、エネルギーは慎重に、その他は様子見だ。
Q:コモディティーの比率はどの程度が良いか?
A:ポートフォリオの10%程度。
Q:通貨はどうか?
A:通貨でポジションが最大なのは米ドルだ。今後世界の金融市場で問題が起きてくると予想する。そうなると、投資家は安全な隠れ場所を探し、米ドルは安全だと考えるだろう。米国は世界最大の債務国かもしれないが、それでもほかを見まわして、ユーロや円に行くよりは米ドルを選好するだろう。米ドルはどんどん強くなり、今後起きる混乱の深刻度によってはバブルになるかもしれない。割高になればその時点で私は売るだろう。
Q:金利はこれ以上引き下げられないため債券には悲観的にならざるを得ないが、良いセグメントはあるか?
A:ロシア国債を保有しているが、2018年満期で短期的なものだ。長期債には悲観的だ。
Q:天然資源の豊富なカザフスタンを調査訪問してきたばかりと聞くが、投資先としてどうか?
A:カザフスタンはちょうど法制度を抜本的に改革したばかりだ。劇的な変革で、私は興味を持ち始めている。原油価格はそろそろ底で、これまで原油価格が壊滅的なほど下落していたため、カザフスタンのような国にとっては良い方向だ。まだ何も買っていないが、仲介業者を探すよう事務所に指示したところだ。初めの一歩で、仲介業者を探す程度に興味を持っているが、具体的な行動を決めたわけではない。
Q:最後に、世界中の投資機会に足を踏み出そうとしている人にアドバイスを。
A:知識を蓄え、十分に用心し、用意を整えておくこと。次の数年に資産を買い入れる機会が来る。長期債は、34年続いた強気相場の後であり、飛びつくべき市場ではない。コモディティーや株式などに格別な投資機会があるだろう。6年半もの素晴らしい時期を経験したが、今後そう長くは続かない。今のうちに流動資産を米ドル、あるいは可能な場合は人民元で蓄えておくことだ。そして、ロシア、ナイジェリア、カザフスタン、香港、中国本土についての市場研究を始めると良い。