キラキラメイドインブルンジ ラフィアバッグ 8/29-9/4 伊勢丹立川店6階にて販売キラキラ

 

アフリカ雑貨店キチェコさんと私で共同開発してきた、メイドインブルンジのラフィアバッグ。ついに形になり、伊勢丹という晴れ舞台に立ちます。

 



バッグ本体はラフィア、丈夫で軽い天然素材です。首都郊外で活動する10人組アソシエーション作です。


持ち手は牛革。“アフリカ臭く”なく、上品なバッグに仕上がりました。

 


そして、アーティストであり起業家でもある若き女性作のビーズのタッセルを付けました。牛の角である大きなビーズに、先端は木の実と、ここでもブルンジの天然素材を取り入れました。

 

 


いずれもブルンジでとても身近な素材を使い、ブルンジ人アーティストの技術を結集し、日本に世界に誇るブルンジ産バッグを作ることができました。多くのラフィアバッグが日本に入っていますが、ここまで端整に編みこまれたものはそうそうないと思います。


私は、ちょうど20歳のときに人生二度目のアフリカであるケニアでボランティアし、「アフリカにないものを補うのではなく、あるものを活かす」関わりをしようと決めました。以来、20代を通して、学業や仕事、そして育児の傍らで、売れそうな商品を見つけては、イベントやネットショップなどで細々売ってきました。

 

しかし、アフリカに住んでいないうちは商品開発もできず、デザインがいまいちだったり、質が悪かったりするものを、そのまま売るばかりでした。片手間ゆえにご無礼も重ねました。私の取り分がないどころか、持ち出しでした。

 

同世代が次々起業し、社会に貢献していく一方、何も成し遂げられない私。劣等感や悔しさを抱えてきたこの数年間。

 

2年半前に移住し、出産、母乳育児、夜泣きが一段落し、ブルンジ語をそこそこマスターし、満を持して、素晴らしいパートナーであるキチェコさんと共に1から商品を開発すること1年。ついに、伊勢丹という素晴らしいステージにブルンジ産バッグを送り出すことになりました。20代最後の夏、これまで少しずつ積み上げてきたことがやっと形になります。

 

伊勢丹の前に、関西で販売して頂いています↓



お客様の反応やご意見を踏まえて、来夏用にしっかり品質を改善し、デザインやサイズのバリエーションも増やしたいです。ひとまず大きな課題は、大きさを揃えること、持ち手の牛革の縫い目を美しくすること。課題が明らかになったので、9~11月で製作現場に立会い、指導しながら作り上げたいです。

 

ブルンジから日本への送料は非常に高額になるため、非常に非常に少ない在ブルンジ日本人の一時帰国のタイミングに合わせて仕上げ、持って帰って頂くのが主な輸送法法。年末が貴重なチャンス。あまり時間がありません。

 

 

会社の仕事に育児、物乞いの母子支援や仏語の勉強の合間にはなりますが、これこそ私が人生を通して挑戦したいことの1つ。このバッグを通して、日本の皆様にブルンジを知って頂くだけでなく、ブルンジ人の皆様がブルンジのありふれた資源や高い技術に誇りを持ち、それらを結集して素晴らしい商品を作ることが可能であり、それによって暮らしを良くしていけるんだと気付いてほしいのです。

 

ブルンジで、メイドインブルンジを推進するお店を開く準備も進めています。その話は別の機会に。