譲り合いの対応 | 未来を切り開こう! 踏ん張る時は、 踏ん張ろう!

未来を切り開こう! 踏ん張る時は、 踏ん張ろう!

《 日々の出来事をご紹介します 》

公共機関の乗り物に、

優先席が設けられていることは周知のことです。

好意で席を譲ろうとした人が、

頑なに断られている場面をみかけることもあり、

譲り合いの加減が難しい場合もあるでしょう。

Mさんが電車の座席に座っていると、

老夫婦が乗車してきました。

優先席が一席だけ空いたため、

足腰の悪い奥様が座りました。

その隣に座っていた初老の男性が立ち上がり、

席を譲ろうとすると、

ご主人は

「だいじょうぶですから」

と、

断りを入れたのです。

男性は

「私の方が若いと思うのですが…」

と遠慮がちに続けました。

その言葉に、

ご主人は

「そうですね」

と微笑み、

頭を下げて、

席に着いたのでした。

Mさんは、

席を譲る行為を断られても、

再度別の言い方で勧めた男性の機転に感心しました。

また、

好意を受け入れたご主人の行動にも心が温かくなりました。

自身も高齢者と呼ばれる年齢に差し掛かっているMさんは、

席を譲る時、

譲られた時の言葉やふるまいについて考えさせられたのです。

席を気持ちよく譲り合いましょう!