秋も深まり、
紅葉が美しい季節となりました。
『金色夜叉』などで知られる
明治期の小説家・尾崎紅葉は、
本名を徳太郎といいます。
「紅葉」という筆名は、
生誕の地である
東京都港区・増上寺の紅葉山にちなんだものです。
紅葉の季節に、
三十五歳の若さでこの世を去りました。
「いくら此方で力んだって、
天気と疑いばかりは先方から晴れるのだ」。
これは尾崎紅葉が遺した言葉です。
天候や気候は、
自分の力ではどうすることもできないものです。
また、
先のこととは、
あれこれ心配してもどうにもなりません。
尾崎紅葉の言葉は、
結果は自ずと出てくることを教えています。
結果に心を奪われ、
取り越し苦労をしても、
仕事は前に進みません。
結果を考え過ぎるのは、
それだけ
「今」を疎かにすることになります。
自分ではどうにもならないことに心煩うより、
〈結果は天の領分」との自覚を持って、
今やるべきことに取り組みたいものです。
真心で目の前のことに取り組みましょう!
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