町を支える産業の一つである茶産業も大きな被害を受けました。
高齢化・過疎化問題に加え、工場や事務所、
さらには茶畑の崩壊により、
代々精魂込めて作り上げてきた茶畑を諦め、
離農する茶農家も現れました。
足場工事組立・解体リース業を営むT氏は、
地震直後、
被災者の一人でありながらも、
避難所運営のリーダー的存在として奔走していました。
また、
T氏の実家は、
八十年以上続く老舗製茶店ですが、
店舗、工場、茶畑が崩壊しました。
茶畑をシートで覆う
「かぶせ茶」の作業を数日遅れで実施し、
ボランティアや近隣住民の手助けもあり、
新茶の収穫にこぎつけました。
「震災の年は、一番茶の収穫は例年の六割程でしたが、
ボランティアの方々のおかげで、
かつてない程の早さで茶摘みが終わりました」
T氏は振り返ります。
熊本地震から二年、
復興はまだまだ道半ばです。
復興の途上にある被災地に目を向けて、
引き続きエールを送りましょう。
被災地に目を向けましょう!
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