今日は、平成最後の日
仕事をしています
３日前、
食欲も元気もないという犬がやってきました
立ち上がるのもやっとでふらふらしているとのこと
まず、ひどい貧血に気付きました
口腔粘膜が真っ白
血液の濃さを現わす数値
ヘマトクリット値がなんと７.７％（正常値３７～５５）
上の写真はこの貧血の犬の口内粘膜
下は、コポーの口腔粘膜の色です
（これって輸血用の血液を１８０ｍｌ採った後の色ですよ
赤みが結構ありますよね）
あまりにひどい貧血なので
コポーから血液を採取し、輸血することにしました
原因は、陰部からの出血でした
こんな状態の出血がずっと続いていたようです
子宮からの出血なのか
膿まじりの出血でした
とにかく止血しなければなりません
しかし、内科的治療では改善しませんでした
弱っていますが、このままでは出血死してしまいます
危険覚悟で開腹手術することにしました
ゴールデンウィークのお休みの中、
スタッフに無理を言って、夜、緊急手術をしました
原因は、子宮でした
子宮に液体が溜まってこんなに大きく腫れてました
１．３ｋｇもありました
なんとか手術は乗り切りましたが
この状況で改善できるか心配です
でも、やれることはやったし
このワンちゃんも頑張っていますし
なんとか助かって欲しいです
本日、手術から２日目の朝
食欲もでてきました
完食のお皿とともに撮った写真です
まだ、貧血はひどいですから治療は続きます
とにかくうれしくてご報告しました