ある飼い主さんから問い合わせがありました
自宅で飼っているの猫の所に
野良猫が遊びにきているというんです
もう1年前からのことらしいんです
最初は、栄養状態が悪くボロボロの感じだったそうです
フードをあげているうちに健康そうになってきました
最近、その猫が膿状のよだれを流すようになって
さすがに、自宅の飼い猫に害があるか心配になったようです
もちろん、その野良猫ちゃんも診察してあげたいとのことです
健康そうにみえても野良猫は、
感染症を保有していることもあります
寄生虫がいたり、伝染病も心配です
怪我をするかもしれません
できれば、飼い猫は外に出さず、
屋外の猫との接触は避けるべきです
そして、今日、その飼い猫ちゃんが来院しました
念のためにエイズと白血病の検査をすることをお勧めしました
結果は、エイズが感染陽性(FIV)でした
FIVのほうは、2と3に赤い線があります
FeLVの方は、3に赤い線、これは陰性です
飼い主さんは、飼い猫を野良猫と
1年間も接触させてきたことを後悔しているようでした
やはり、猫ちゃんは室内飼いがお勧めです
屋外は、危険がいっぱいです
室内飼いでも、間違って逃げ出してしまうこともあります
そんな場合も、ワクチン接種で伝染病の予防をし
寄生虫の予防をしておけば安心です
それでも、交通事故や拾い食い、怪我の心配もあります
猫ちゃんは、こういう意味では、犬とは違うんですね
お外に出ている猫ちゃんのお家の方は考えてみて欲しいです