別学を共学化しようとする発想? | 日々是好日

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日常で思うことを書きます。

埼玉県の公立高校で別学を共学化しようとする動きがにわかに活発化している。


埼玉県には共学の公立高校も多くあり、レベルの高い学校もあると聞く。


在校生やOB ・OGは、共学化反対の声が多数のようだ。


別学の高校は歴史も古いいわゆる名門校だ。


別学化の声がどこからどういう経緯で発生したのか?いまいちハッキリしない。


在校生は、別学であることを目指して入学しているのだろうし、入学希望者が減少傾向にあるわけでもなさそうだ。


だから、共学化の声の起こりが?と感じる。


とても、大きい声になるような理由があるようには思えない。


この手のもめごとの発端によくあるパターンは、ごく少数の(場合によってはたったひとりの)強く大きい声が、忖度とか利害関係とかで増幅されたというケースである。

言い掛かりレベルだったり、感情的だったり、マイノリティの権利をかざしたり、

そんなことがままある。


私の耳に共学化の説得力のある声はまだ聞こえてこない。


昨今の多様性という、どうとでも言いようのあるあいまいな思想がなし崩し的に市民権を得る中、この問題もそこら辺が震源なのか?


私は、別学の志願者が定員を割るようならば、

合併や共学化も方向性としてはあって良いが、

現状は無理矢理感しか感じないので、いったん見送りが妥当に思っている。


と言いつつなのだが、

私の出身高校は、進学校で、当時の男女比率が3:1であった。(もちろん男子が多い)

12クラス中男女クラスは6クラスで残りは男子クラスだった。

知ってて入った学校ではあったが、私は入学早々男子クラスになり、正直がっかりしたものでした。

私の場合は、あれだけ同性がいると、ソリの合わない奴の割合が増える。そして、臭い!

思春期男子の匂いが充満すると、気持ちよくはなかった。

余所の男女クラスが羨ましくて羨ましくて。

2年進級時には文系コースに進んで無事男女クラスになり、ホッとしたものでした。

という感じで、私は、ひとつの学校で、別学と共学の双方を体験したが、

男女クラスになった後は、思い切り女生徒の前で素を出すことはさすがに出来ず、格好つけてたように思い、伸び伸び感は犠牲にしてたかもしれない。


今思うと、どっちもどっちの、住めば都と言えるのかもしれない。

しかし、選べるのならば、まずは住まば都で、

行きたい方を選べる自由はあるなら残しておいた方が良いのだろう。