台風の目 | 考えすぎ

台風の目

僕は、ひょっとして台風の目になっているんじゃないか。




最近の僕は、あまり動けなくなっている。
・・・いや、あまり動かないようにしている。


申し訳ない気持ちがないわけではないが、
そのことも含めて、周囲には理解して頂いている。
本当に感謝しかない。
「急がず」
「焦らず」
「体調をしっかり整えろ」
と言われる。


仕事も、家庭も大事だけれども、
それよりも根本的な次元の話として、まず健康が大事。
まったくその通りなのだ。
僕は、情けなくも今、その次元にいる。
その次元にいながらも、
こうして働かせてもらい、家族として、人の親として過ごさせてもらっている。
本当に感謝しかない。




「台風の目」と言うと、ちょっと大袈裟かもしれない。
でも、あまり動いていない僕とは対照的に、周囲の人たちは忙しくなっている。


忙しくなっている、というか、
僕が思うように動けなくなったことで、多少なりとも環境が変化した。
周囲の人たちは、その変化に対応するために今までと違う動き方を余儀なくされている、
という感じ。


僕自身は、1、2年前に比べれば止まっているも同然なくらいなのに、
周囲の変化が激しくなってきている。
そして今、僕は、その変化に対応するための新しい仕事を、スポット的にこなしている。
僕は、ほとんど止まっているのに、
それに引きずられるようにして、周囲が大きく動いていく。


まるで台風の目だな、と思った。
・・・こんな言い方をすると、他人事みたいで申し訳ないけど。