ニューヨーク市場の原油価格が1バレル140ドル近辺に接近し、中東の政府系ファンドがサブプライムで青色吐息の米銀に出資し、GMが小型車の生産を強化し、資源国ロシアが勃興し、オーストラリアの海岸では鉄鉱石を積まんとするタンカーが列をなし、アフリカの辺境の地では中国マネーによるインフラ整備が続き、FRBはインフレ懸念と景気減速のジレンマの狭間で身を小さくし、得体の知れないCO2排出削減ではEUに主導権を握られ、相も変わらず自国通貨安と低金利に甘んじる日本。原油高騰は投機マネーの影響ではないと、トウモロコシを使用するバイオ燃料を推進する米国。これが、ボードリヤールの言う消費社会の末路か?悪い冗談のような世界だ。

シミュラークルとシミュレーション 新装版 (叢書・ウニベルシタス 136)/ジャン・ボードリヤール

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