南氷洋の捕鯨 (岩波写真文庫 赤瀬川原平セレクション 復刻版)
1950年。終戦から5年。いまだ混乱期にあって岩波写真文庫は創刊された。活字による情報が主流で、戦意高揚のため活動写真も活用された時代。歴史を客観的に記録する媒体として写真を真の意味で証人としてその力を発揮させるべく企画された300冊弱。その初回配本が『南氷洋の捕鯨』である。戦後の貴重な蛋白源としての捕鯨を生々しく写し撮ったモノクロの写真。ナガス鯨の腹に休息するペンギンを表紙に、解体される鯨。いまでこそ環境保護団体から目くじらを立てられそうなフィルムの数々。貴重な歴史の証人である。古書店で高価で売買されていた岩波写真文庫の10冊が、赤瀬川原平氏のセレクトによって復刻された。
チープな装丁。ぎっしり詰まった内容。角ばったフォント。岩波書店が岩波らしく、手にとって頬ずりしたくなるようなドキュメンタリーの原点が今、700円で手に入る。買いである。願わくば全286冊すべての復刻を祈って、本書をお勧め。捕鯨が時代錯誤だという人、鯨カツを給食で食した人、とりあえずかつての捕鯨の歴史をこの白黒写真で見て欲しい。それからである。
同時復刻の『戦争と日本人』もお勧めである。
岩波写真文庫。祝復刻である。
1950年。終戦から5年。いまだ混乱期にあって岩波写真文庫は創刊された。活字による情報が主流で、戦意高揚のため活動写真も活用された時代。歴史を客観的に記録する媒体として写真を真の意味で証人としてその力を発揮させるべく企画された300冊弱。その初回配本が『南氷洋の捕鯨』である。戦後の貴重な蛋白源としての捕鯨を生々しく写し撮ったモノクロの写真。ナガス鯨の腹に休息するペンギンを表紙に、解体される鯨。いまでこそ環境保護団体から目くじらを立てられそうなフィルムの数々。貴重な歴史の証人である。古書店で高価で売買されていた岩波写真文庫の10冊が、赤瀬川原平氏のセレクトによって復刻された。
チープな装丁。ぎっしり詰まった内容。角ばったフォント。岩波書店が岩波らしく、手にとって頬ずりしたくなるようなドキュメンタリーの原点が今、700円で手に入る。買いである。願わくば全286冊すべての復刻を祈って、本書をお勧め。捕鯨が時代錯誤だという人、鯨カツを給食で食した人、とりあえずかつての捕鯨の歴史をこの白黒写真で見て欲しい。それからである。
同時復刻の『戦争と日本人』もお勧めである。
岩波写真文庫。祝復刻である。