川崎市某所。住宅街を流れる小さな小川にグッピーの群れが泳いでいると教えてくれたのは、同僚だった。主婦の彼女は早速、子供たちをつれてグッピー採りにむかったら、わんさか採れて、自宅で飼育しているという。生まれも育ちもその小川近辺の人に尋ねると、4,5年前から生息しているという。小川にグッピーが?とやや疑心暗鬼になりながら早速現地に行った。
 仕事帰りだったのでとっぷり日が暮れている。同僚の教えてくれた場所は、幹線道路から一本入った住宅街を流れる小さな小川。周辺は遊歩道に整備され、川幅は1メートルに満たない。親水公園風に整備されている。おそるそろる水面をライトで照らすと・・・いる!しかもものすごい数で群れている。集光性の性質なのか街頭の下に集まっている様子は、水面がばしゃばやライズするほど。ためしに網ですくうとすぐに採れる。持参したコップに入れて横から見てみると、明らかにグッピーである。
 近所の人に聞いてみると。「前からいたよ。」とのこと。そのおばちゃんは「えー、グッピーって言うんだ。メダカかと思ってたよ。熱帯魚?何でこんなとこにいるのかね?」と言っていた。
 川の水温は心なしか暖かいように思える。周辺の河川に生息域が拡がっていないことを考えると、この場所のみのようだ。おそらくこの小川そのものが何らかの温排水を利用して作られたものであると考えるのが妥当のような気がする。
 それにしても、フツーに泳いでるグッピーの群れ、違和感を感じずにはいられなかった。


捕まえたグッピーたち