僕たちの食卓に毎日のようにのぼる「お肉」。牛肉、豚肉、鶏肉。当たり前だけど、切り身になってパックになる前は、大きな瞳の牛であり、ピンクの皮膚の可愛らしい豚であり、褐色の羽の鶏であった。誰かが、「食肉」として処理をし、命を奪い、そうして僕たちはそれを購入して食している。ヴェジタリアンだって、医薬品の動物実験からは自由でないことを考えると、無数の命の上に、僕たちはその生をつないでるのが分かる。一級のドキュメンタリー作家の著者が子供向けに、「と場」(食肉処理場)の仕組みを伝えた、入門書。食肉を含め他の生き物の命を奪って生きる僕たちが知らなければならない現実がここにある。
- 森 達也
- いのちの食べかた