怖い話 下宿 ゾッとする話 | ドジ旅人のトラブリング

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加古川の美味しいカフェレストラン TEEKAFERのマスターは、

学生時代に奈良の大社のすぐ近くのアパートの2階に下宿していたそうです

学校での自己紹介で「姫路出身のマスターです。★★★に下宿しています」と言うと

先輩達の表情が固まったそうです

先輩「★★★って確実に出るって噂だけど、変な事あるんじゃない?」

別になんとも思わず生活していたそうですが、

不思議な事が次々に起こったそうです

2階へ上がる階段の前には雨風除けのドアがあり、

古びた木の階段を上がって左側がマスターの部屋だったのですが、

バタン ギイ ギイ ギイ ギイ ギイ ギイ・・・

と誰かが上ってくる音がします

マスターを呼ぶわけでもなく、

右側の部屋の先輩の部屋にも入らず、ドアを開けると誰も居ないという事が頻繁にあり

しまいに腹を立て、ドアを開けながら「うるさいぞーおらー」と叫んでいたら、

まれに先輩の友達だったりしたそうです


深夜に絵を描いていると、視野の端に何かを感じる

振り返ってまた集中して描いていると何かが居るよう

何かがチラチラ チラチラ動いているよな気がしながらも

気のせいか虫でも居るのかと思いながら絵を描き続けました

ふと影を見ると揺ら揺ら揺れている

まるで蝋燭の影のようにろうそく

部屋の照明は、もちろん蛍光灯

これはアカンと描くのを諦めて、布団かぶって寝たそうです(笑)


風鈴を窓の外に飾って、音色を楽しんでいたそうですが、

ある日 チリンチリンチリンチリン チリンチリンチリンチリン となり続けたので、

強い風が吹いてきよった

うるさいから短冊を外そうと窓を開けると

風など全く吹いていない・・・


先輩の部屋でも

部屋中に張ってあったポスターが、部屋に戻ると全部床に落ちていて

画鋲は壁にそのまま残っているのに ポスターは全く破れていない・・・


夏休み

多くの下宿生は実家に帰ったのですが、マスターは下宿に留まり、

昼はバイクに乗り、夜は絵を描いていたそうです

お盆の夜に旅行帰りの友達6人がマスターの下宿に遊びに来て

時期が時期なので、体験した数々の不思議現象、言い伝わる★★★の七不思議等

怪談会は確実に出ると噂の部屋で深夜まで行われました

丑三つ時、誰も話さなくなり、シーンと静まり返り、澱んだ空気

マスターは、気分転換に音楽を掛けようとカセットデッキのテープの再生ボタンを押しました

流れたのは、この曲の頭から


マスター以外の全員が、絶叫しながら、けたたましく階段を駆け下り、どこかへ行ってしまったそうです



それ狙ってたでしょ~?ってツッコンだのですが、

マスター「全然」