誰かがベルを鳴らしたようなので、3人で顔を見合わせる・・・
4時ぐらいだったでしょうか!?
外は、まだ真っ暗
こんな時間に悪戯?と思ったのですが、Tさんと一緒に階段を下りて門へ行きます
扉を開ける前に誰なのか?確認し開けると、大きな荷物を担いだ若い日本人カップルが居ました
兄ちゃん「部屋ありますか?」
とりあえず、ビデオを観ていた談話室にカップルを案内
Tさんは部屋を確認しに行きましたが、シーツ等部屋の準備できてなかったようです
Tさん「こんな時間に来て危ないよ。たまたま俺ら今日は起きてたけど、いつもだったら誰も気付かないよ・・・
首絞め強盗って知ってる?良くそんな大きな荷物背負ってて、やられなかったね」
ブーロ心の声(そーだ そーだ たまたまカーマ・スートラ観てたから起きてたんだぞー)
*首絞め強盗とは
背後から忍び寄り首を絞めて気絶させ荷物、お金、貴重品を奪う強盗(複数人で行われる)です
(命を奪われる、暴行されるということはないのですが・・・)
近年クスコ等ペルーでの被害は少なくなったように思いますが、
当時は被害が多く、被害に遭ってしまった旅行者にも数人会いましたし、
深夜、早朝に出歩く事など、とても怖くて考えられないことでした
兄ちゃん「二人で回りを気にして来ましたから」
Tさん「運が良かっただけだよ。これ(宿帳)書いてくれる。
朝まで部屋を準備するスタッフが来ないから、ここで待ってもらわないといけないけど」
ブーロ心の声(そーだ そーだ運が良かったんだー
カーマ・スートラは目回るだけだし、金髪ビデオ観れないTさんは、運が悪いんだぞー)
ブーロ「日中でも首絞め強盗にやられている人、このペンションの前で扉が開くのを待っていてやられている人も居るんですよ」
Tさん「どうしてこんな時間に来たの?」
兄ちゃん「長距離バスが予定より早く到着したので・・・」
Tさん「バスのオフィスかバスの中で朝まで待たせてもらえるんだけどね。
ガイドブックにも危険だって書いてるでしょ?こんな時間ホテルもドア閉まってるよ」
姉ちゃん「知らなかったんだから仕方ないでしょ!
」ブーロ心の声(Tさんは几帳面で真面目なんだぞー 夜は本当に危ないんだぞー)
Tさん「その行動で周りが迷惑する事があるんだけどね」
姉ちゃん「ペンションの人は居ないんですか!
」ブーロ心の声(管理人さんは目の前に居るんだぞー)
ブーロ「オーナーは寝ているので・・・」
兄ちゃん「まーまー こんな時間に来た俺らが悪いんだから」と姉ちゃんを諭す
Tさん「・・・・・・」無言
あー機嫌悪そうーブーロ心の声(Tさんは旅の達人であり親切なガイドであり、危ない事は、しっかり注意したかったんだぞー
男の夢の時間をカップルに邪魔されたから機嫌悪いんじゃないぞー)
ナベさんは雰囲気の悪さを感じてか「もう寝るわ」と寝室へ
僕も寝たいんだけど、可哀想なTさんと困っているカップルを放って置く訳にもいかず・・・
ブーロ「コカ茶どうぞ

高山病は大丈夫ですか?」兄ちゃん「ラパスから来たので大丈夫です。コカ茶いただきます」
ブーロ「ボリビアを旅行されていたのですか?どうでしたか」等、旅の会話を盛り上げようと試みましたが、
姉ちゃんは怒っている、Tさんは不機嫌、兄ちゃんは彼女が気になって会話どころではない状態で会話になりません
この高地での緊迫感、眠いのに心拍数はあがっていきます

・・・
・・・
・・・
緊張感に耐え切れず
・・・
・・・
・・・
ブーロ「Tさん ビデオでも観ましょっか?なんか面白いビデオあります?」(カーマ・スートラとか)
Tさん「クッ 」鼻を鳴らしながら、笑うの必死で堪えた~
無言の中、延々コカ茶を飲んでいると
妙ちゃん「あれまだ起きてるの?おはよー」と6時半ぐらいだったでしょうか!?起きてきました
妙ちゃんに事情を説明して、
ブーロ「さあTさん寝ましょう」と談話室を去りました
妙ちゃんは、スタッフに伝えて部屋の準備をしたのですが、
姉ちゃんが「ここ嫌だ
」と言って、カップルは宿泊する事無く別の宿へ移って行ったそうですいろんな意味で目が回った夜でした
