バーレスク東京のオーナーが逮捕された。
系列店に月に2.3回程度通う筆者にとって、衝撃的なニュースだった。
1度目の逮捕も2度目の逮捕も、‘女性従業員に無許可で風俗営業をさせた’から風営法違反の疑いで愛知県警が逮捕したと記事に書いてある。
毎月通う筆者が本事件で気になった点は、
1,女性従業員=キャストなのか?ということ
2,なぜ六本木にある本店を愛知県警が捜査し逮捕したのか?ということ
3.月平均2億円の売り上げがあるのならば、特例でも営業させるほうが経済は回るのではないか?ということ
以上の3つを順に整理していきたい。
1.女性従業員という書かれ方に違和感がある。
お店にはスタッフとキャストがいて、
スタッフは従業員という呼び方で違和感はないのだが、キャストは従業員ではないということ。
雇われているのではなく、業務委託であるからだ。
簡単に言うとamazonの配達員のようなもので、amazonから委託されて仕事をしているのと似ている。
ここで置き換えると、バーレスクから業務委託を受けているということだ。つまり個人事業主である。
わかりやすく伝えるために従業員と書いたのであれば、納得がいく。
2.名古屋のバーレスクTSを捜査するために、愛知県警が動くことは理解できるが、バーレスク東京の捜査も愛知県警が動いている点は理解できない。
警視庁が動かなかった理由があるのではないか。
3.月2億円も売り上げているのであれば、風営法上の違反がある程度あったとしても、税収面、経済を回す面では必要悪としての役割を果たせるのではないかと言う点だ。
第一に記事で書かれている水着や下着姿でダンスをしているとあるが、これは実態とかけ離れていると、常連やこの記事を読んでいる現場で働いている関係者ならわかるはずだ。
また、気に入った女性従業員と酒を飲む時間と書いてあるが、これもまた実態とは異なっており、
キャバクラの本指名システムのような制度はバーレスクにはない。推しプランというブロマイドがもらえる際に‘優先的’に数分間話せるシステムや、推し予約と言う‘優先的’にキャストがゲストと話せることはある。その際キャストは席に座ることはないし、お触りも禁止当然ながら禁止だ。キャストが嫌がることをさせるような店ではないということだ。
月平均2億円売り上げているとなれば年間20億円以上は売り上げていると推定できるわけで、その売り上げで確実に経済は回るわけである。キャストや従業員に還元され、税収として国内の経済にも還元される。国会議員の不正に比べたら、さほど大きなルール違反をしているようには思えないのだ。
定期的に通う筆者にとってはショックな出来事である。しかし、行政が動いた以上従来のような営業ができるようになったとしても相当先の話になることは覚悟している。筆者は大学時代法学部で行政法を専攻しており、風俗営業のこともゼミで勉強していたから、ある程度のことはわかるからだ。
今後も報道や公式声明など、出てくる可能性が高いため、何回かに分けて書こうと考えている。
次回はバーレスク東京の声明文を読んで思うことを書く。