どうも、バーニングマンです。
 
読みたいと思いつつも先延ばしになっていた「成瀬シリーズ3部作」についに触れることができました。
結論、近年読んだ本の中で森見登美彦先生に次ぐ快作でした!
作者は宮島未奈先生。
圧倒的な読みやすさと「人間っていいな」と思わせてくれるストーリーにページをめくる手が止まりません。
 
あらすじと感想をまとめてみました。
 

 
①「成瀬は天下を取りにいく」
 
あらすじ
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」
中学2年の成瀬あかりは幼馴染にそう宣言します。
西武大津店の閉店まで滋賀のローカル番組の中継に毎日映り込むと言います。
また、幼馴染とコンビを組んでM-1に挑戦したり、入学式で坊主頭で登場したり我が道を行く成瀬。
そんな破天荒な成瀬を巡る物語です。
 
②「成瀬は信じた道をいく」
 
あらすじ
 成瀬の目標は「二百歳まで生きる」ことです。
成瀬にはやりたいことが多すぎる。
自主的に地域をパトロールしたり、びわ湖大津観光大使をしたりと日々何かに取り組んでいます。
そんな彼女に周囲の人間は振り回されながらもどこか影響を受けていきます。
 

③「成瀬は都を駆け抜ける」 

 

あらすじ

京大に進学した成瀬。

新たな目標は「京都を極める」こと。

ガイドブックを頼りに京都の名所・名店を100ヶ所巡ると言います。

生きる希望を失った同回生、森見登美彦を敬愛する達磨研究会、簿記系YouTuberなど様々な視点から成瀬が青春を駆け抜けていく姿が語られる、そんな物語です。

 

感想

やりたいことがあったらとりあえず言葉して宣言する。

それができるかどうかではない、その目標に向かって進んでいく過程に意味がある。

また、その目標というものが一見役に立たないような無意味なものでもよい。

その行動自体が世界にほんのわずかでも影響を与えていく。

私はそんな風にこの作品を読みました。

 

この作品を読んでいて「四畳半神話大系」を思い浮かべました。

そう思っていたら、森見先生が解説書いてるんかーい。

やはり、どこかシンパシーを感じる作品です。

ただ、「四畳半神話大系」の主人公が無意味な青春であったことを嘆く一方、成瀬は勝手に観光大使の衣装を着て大津をPRするなど自分のやりたいと思ったことを極める姿に対比を感じました。

 

あと、ちょくちょく出てくるSASUKE。

SASUKEの放送の時だけ成瀬は夜更かしするなどの描写があり、私もSASUKEファンなのでうれしくなりました。

山田勝己の名セリフが出てきた時はひっくり返りそうになりました笑い泣き

 

大津に聖地巡礼も行ってきました。

その記事も近々書けたらいいなと思います。