週末、ビートルズのトリビュートバンド、The Beat Rushを見てきた。場所は小岩駅からすぐ近くのジョニーエンジェルというライブハウス。

 

 

 

 

前日に雪が降ったこともあり、中止も検討していたようだが、交通機関への影響も特になかったため、19時半から予定どおり開催。ステージは3回に分かれていた。

①    ビートルズ結成前の曲+初期。

②    ジョージ・ハリスン2/25の誕生日を記念してジョージ特集(ソロになってからの2曲を含む)

https://www.youtube.com/watch?v=3ZZvW8C-WnQ

③    客からのリクエスト。

 

現地リバプールのキャバンクラブや六本木のアビーロード、昨年来日したLet It Beというバンドの渋谷でのライブなどにも行ったことがあるので、4つ目のビートルズトリビュートバンドという軽い気持ちでの参戦だった。今回も同じように一人ひとりの演奏の仕方、ジョージのおちゃらけたステップ、リンゴの首振りやジョンの独特の発声法など本当にすべてを自分に取り入れようとしているのが感じられた。ポール役のMasakiさんに関しては右利きなのに左でのベースをマスター中だとのこと。ポールはクラプトンをして「ビートルズ1のギタリスト」と言わしめるほどの腕を持つ。ビートルズの演奏姿のシルエットを完全に再現するためには確かに避けて通れない道ではあるが、本当に血がにじむような努力が必要だったと思う。

 

また、今回は過去にはなかった面白さがあった。メンバーたちと直接話すことができたのだ。ビートルズが好きな人を探すこと自体、同年代だとなかなか難しいが、実際にビートルズの演奏ができる人たちと話す機会となるとさらに限られる。

The Beat Rushのメンバーは皆、本当に気さくな人たちで、特にリンゴ役の方はステージの合間に話しかけてくれて、いろいろな話ができた。使用しているドラムセットのシンバルは最近変えたばかりで日本人で2人しか持っていない、ビートルズが使っていたのとまったく同じ種類のものだとか、Old Brown Shoeのドラムリズムが独特で慣れないと難しいとか…

https://www.youtube.com/watch?v=lsav8-cAmBc

 

ビートルズは新曲がない分、ドラム、ギター、ベース、歌部分のそれぞれのハーモニーに分けて聞くなど、着目点を変えてリピートして同じ曲を聴いたりするのが楽しみの1つだが、そういった意味で、実際に演奏する人の言葉は本当に新たな視点を与えてくれる。おそらく一緒に演奏を聞いた友人もビートルズを聞き直していることだろう。