僕のようなおっさんが,ジャニーズに興味がないのは珍しいことではないと思うが,TOKIOだけは好きだった。「だった」と過去形で書いたが,別に嫌いになったという訳ではない。好きだったのに,というニュアンスだ。

 

   そのTOKIOの一人である山口達也という人が強制わいせつの容疑で書類送検されたという。好きなグループといっても「比較的」ということで,ファンでもなければ,メンバーの名前を知っているわけでもない。毎週日曜日の夜7時から放送している「鉄腕ダッシュ島」という番組で,無料の食材や捨てられる運命の食料をかき集めて,おいしい料理を作ったり,無人島でサバイバル的なことをやって,まじめな冒険心をくすぐってくれるので,それなりに好感を持って見ていたという程度だ。

 

  それだけではなく,ジャニーズにしては珍しく,バンドとして,きちんと曲を作ったり演奏しているということも,他のジャニーズ・タレントとは違っていて,そうしたことも,彼らを気に入っていた要因の一つだったと思う。別に,楽器の演奏の方がダンスや歌よりもすごいことだというつもりはないが,大勢で踊って歌うグループは掃いて捨てるほどあるだけに,一人一人が責任をもって担当楽器を演奏するバンドの方が好きだというだけの話だ。

 

  それなのに,よりによって高校生に酒を飲ませたり,わいせつなことをしたというのは興ざめだが,今日耳にしたニュースによれば,強引にキスしようとしたか,してしまったかという話で,それももちろん悪いことには違いないが,そんなシチュエーションにした高校生にも非はあるんじゃないかと思ってしまう。有名人と親しくなりたいという気持ちは男でも女でも変わらないが,そんなことで,のこのことついて行ったりしていたのかという話。そして,後になって訴えるなんて,初めからお金目当てだったのではないかと思われても仕方ない。

 

   こんなことを書くと,女性人権団体からクレームが来るかもしれないが,そんな女子高校生にキスを迫るなんて,山口という人も迂闊だったなと思う。

 

   書きたいのは,そんなことではなく,彼の呼称だ。「山口達也メンバー」っていうのはおかしくないか。報道には様々な自主規制や決め事があるらしく,以前は逮捕されたら「犯人」と呼んでいたのを改めて「容疑者」としたり,不起訴になったりすることも考慮して「○○職員」とか「△△会社員」と呼ぶこともあるそうだが,それにしても「山口達也メンバー」は耳馴染みが悪い。「さん」とか「氏」というと少し丁寧すぎるのだろうが「メンバー」を名前の後ろにつけるのは変だ。

 

   ビートルズのポールが大麻所持で逮捕されたときは「元ビートルズのメンバー,ポール・マッカートニー」ではなかったか。だけど,外国人と同じように,今回,「TOKIOのメンバー,山口達也」と呼び捨てにすると,ちょっときつい印象を与えるという判断なのだろう。それで仕方なくあんな呼び方をしているのだろうが,一説によると,ジャニーズ事務所に所属するタレントだから,気を使っているという話もあるようだ。本当かな。

 

   ノンスタイルの井上の当て逃げ事故が発覚した時は,呼び捨てにしていたが,不起訴になってから「さん」づけになっていた。

 

   話は変わるが,分かりやすいなと思っているのが,加害者の場合は「男」「女」と呼び,被害者側を「男性」「女性」と使い分けていることだ。「被害者の女性は,中年の男からしつこく迫られていた」などと使われる。

 

 それにしても,女子大学生とか女子高生というのは,学校が女子校という意味ではなく,共学の学校の学生・生徒の場合でも女子の場合はそう呼んでいるが,これは仕方ないのかも。