7/25 原油価格の行方 | 改革なくして未来なし

改革なくして未来なし

財政問題を含め大改革が待ったなしの状況なのに、政党は何も決められない。やるべきことは明確なのだから、あとは腹を決めて実行するのみ。政治家と国民の覚悟が問われる。

 なかなか雨が降りませんね。一部の地域では、夕立があったようですが・・・。

 

 原油価格は、ここへきて120ドル台まで下落しており、一服といったところですが、150ドル近くまで上昇したのには驚きました。

 

 原油価格を考えるためには、いくつかの要素を整理しておかなければなりません。

 

 まず、需要と供給のバランスです。現在は、供給が大きく上回り、逼迫した状況ではありません。世界全体の需要は年率で1%くらいのペースで伸びていますが、供給も増えており、短期的には問題ありません。

 

 次に、地政学的なリスクです。とくに中東情勢は原油価格の動向に大きな影響を与えます。イラク戦争は、沈静化の方向ですが、イランの核開発問題など依然として不透明な状況であり、リスクは高い状況といえます。

 

 三つ目に、最近話題となっている金融的なマネーの問題です。投機マネーと呼ばれますが、2005年以降、実需を伴わないヘッジファンドや年金資金などが大量に流入しています。原油という商品がひとつの資産として扱われ、国債や株式、金などと同様に運用先となっているのです。

 

 よく投機マネー=悪玉のような扱われ方をしますが、必ずしも正しくはありません。先ほど短期的には問題ないといった需給バランスですが、将来的には必ず逼迫するだろうという予測があります。というのは、新規の油田開発への投資が進んでいないという事実があるからです。いずれ需給が逼迫し、価格が高騰するだろうと見越して、先物市場へ資金が流入しているのです。

 

 新規の油田開発が進まないのは、開発に大きなリスクが伴うからです。将来、もし油価が大きく下落すれば、投資に見合ったコストが回収できなく恐れもあります。


 ということで、原油価格高騰を解決するには、油田開発への投資を進める、新しい仕組みが必要なのではないかと思います。先進国が中心となり、開発基金のようなものを作るとか、いろんなアイデアがあるはずです。