気分がおかしいときに聴くと、
不思議と気持ちが安定する音楽があります。
音楽というか、具体的には歌手。
私の場合、それは
・King&Prince（※メンバー5人時代のもの）
・越路吹雪
・森高千里
・山口百恵
といったところです。
上記の方々は、もともとファンで
よく聴いていたというのはもちろんですが、
落ち込んでいたり、気が塞いでいるときに
聴くと、精神状態が安定して、
とても楽になります。
半面、気持ちがたかぶって、おさまりが
つかなくなっているときに聴くと、
これまた、精神状態がフラットに戻ります。
これ、どういうことなんだろう？
と、ずっと疑問に思っていました。
よく、「1/ｆ（えふぶんのいち）揺らぎ」とか
いって、声にそれが含まれている歌手は
聴いている人に安らぎを与えるなんて言われ
ますが、
なんだかそれとは違うような気もするし・・・
しかし、最近になって、仮説が成り立ちました。
おそらくなのですが、
歌い手の方自身が、精神的に安定している
タイプの人だと、聴いている人も安定
するのではないかと。
調べてみると、上記の方々
（King&Princeはのぞく）は、家庭円満な
方々のようです。
越路吹雪さんも、旦那さんとは仲が良かった
ということですし、森高千里さんも、山口百恵さんも、
若い頃に結婚して、不仲とか、離婚とかいう
話も聞いたことがありません。
江口洋介さんや、三浦友和さんとは、
おしどり夫婦のイメージじゃないでしょうか。
なぜ、こういう仮説に至ったのかというと、
一昨年の夏、娘が中森明菜さんにハマって、
一時期、YouTubeでずっと聴いていたんですね。
テレビで映すものですから、私も耳にして
いたのですが、しばらくすると、なんだか
精神状態がおかしくなり、不安にかられ、
寝込んでしまいました。
私はもともと、聖子ちゃんよりは
明菜ちゃん派というか、中森明菜さんは
嫌いではありませんでした。
しかし、その時は、すっかり具合が悪く
なってしまった。
その時は、理由がわかりませんでした。
その後、時間がたち、King&Princeは
メンバー3人の同時脱退という事態に・・・。
大ショックの中、King&Princeの歌の中で
（デビュー前のジュニア時代を含む）特に
好きな歌ってなんだろう？と考えていました。
その考察の中で、
どうしてかわからないけれど、あんまり
好きじゃなかったり、好んで聴かない、
繰り返し聴いたことがない曲もあるなー、
と思ったんです。
そして、最も不思議だったのは、
King&Princeのデビュー曲
「シンデレラガール」と、セカンドシングル
「Memorial」。
私、この2曲が、それほど好きじゃないのです。
それ以後のシングルは、どんな曲でも
好きなのに、です。
特に、「シンデレラガール」は、
デビュー当時にヒットした代表曲ですし、
King&Princeの代名詞のような曲。
それなのに、実をいうと、私はこの曲が
それほど好きではありませんでした。
そして次のシングルの「Memorial」も。
そして、よく考えてみると、
ジュニア時代（Mr.KINGとPrinceに分かれていた
頃の曲）についても、私が好んで聴いて
いたのは、KINGの曲ばかりだったという
ことに気づきました。
それから、KINGとPrinceが統合して、
6人で歌っていた曲も、ほとんど聴き返して
いないことに気づきました。
（私は、KINGのメンバーだった平野紫耀くん
のファンですから、当然といえば当然
なのですが）
共通する事項について思いをめぐらすと・・・
2021年に脱退・退所した、岩橋玄樹くんが
歌っている歌を、避けているような気が
してきました。
「シンデレラガール」「Memorial」までは、
岩橋くんはKing&Princeとして活動して
いたのです。しかし、その後、休養に入り、
2021年3月にKing&Princeを脱退、事務所からも
退所しました。
岩橋くんといえば、もともと
パニック障害の持病があったということですし、
King&Princeの中でも、ひときわ繊細で
傷つきやすい性格というイメージです。
そして、中森明菜さんも、過去には
自殺未遂を含むスキャンダルなどもあり、
やはり破滅型の繊細な人というイメージが
あります。
そこまで考えてきて、思ったのです。
私自身、精神的に不安定なところがあり、
不安や緊張が強いタイプですので、
同じようなタイプの人をテレビで見たり、
歌を聴いたりすると、シンクロしてしまい
具合が悪くなってしまうこともあるのかと・・・。
考えてみれば、有名人やタレントで
この人好きだなぁ～と思うのは、
明るくて屈託のない、天真爛漫な
人ばかり。特に若い人に対してはそうです。
（平野紫耀くんはじめ）
あと、尾崎豊さんは昔から苦手です。
曲は素敵だなと思うのですが、どうしても
好きになれない。
これも、上記のことを踏まえると合点が
行く気がします。
私がファンになったとき、King&Princeは
すでに岩橋くんが休養に入っており、
5人で活動していました。
そして、私が好んで聴くのは、今でも
5人時代のKing&Princeの歌ばかり。
2人体制になったKing&Princeも、
脱退した3人があらたに結成した
Nunber_iも、応援しているのですが、
繰り返して聴いてしまうのは、やっぱり
5人のKing&Princeの歌、そして声なのです。
精神的に安定しているというか、割合
健全な精神の持ち主が多いのではないか
というのが、5人時代のKing&Princeに
対する私の印象なのですが
（もちろん、個々で悩みや葛藤はあるで
しょうし、髙橋海人くんのように、涙もろくて
心優しいメンバーもいますが、病んでいるタイプ
ではないという意味合いです）、
それだけではなく、King&Princeの曲は、
歌声がとっても優しくて、ときに涙して
しまうこともあります。メンバー各々の声の個性も
かなり際立っているKing&Princeですが、
うるさく感じる声のメンバーもおらず、
彼らのファンに対する優しい気持ちが
こもっているような気がして、大好きなの
です。勤務中は、昼ごはんを食べたあと
イヤホンでKing&Princeを聴くのですが、
にぎやかな歌でも、気づくと寝ています。
それくらい癒し効果があるということなの
でしょうか。
条件反射になっている面もあるとは
思うのですが、ほんとうに不思議です。
どんなヒーリングミュージックよりも、
私にはKing&Princeがよく効きます。
以前、仕事のストレスで眠れなくなったとき、
良いといわれているモーツァルトを聴いたり
ヒーリングミュージックを聴いたりしましたが、
あまり効果は感じられませんでした。
ヒーリング音楽にいたっては、気分が沈静化
しすぎるのか、鬱っぽくなって具合が悪く
なってしまったほどです。
もちろん、好きな歌手だから、聴いていると
気分がよくなるのだとは思うのですが・・・。
不思議なものです。