繋がる力 | ハザマランド

繋がる力

 よく考える一つに『何ができる?』があります。
 力が小さいのを自覚してるから、そんな自問を繰り返しているんでしょう。
 その力が誰かのためになるなんて、勘違いを通り越して傲慢じゃないかと思うときもあります。
 自分が楽しく、他の人も楽しければ最高ですが、そう上手くはいきません。
 人にはそれぞれ都合があります。全力疾走している人に読書を勧めるとはいかないまでも、ズレは常に生じています。
 長年磨いた技術や、豊富な知識を扱う知恵、たくさんのお金といった特別な力があれば楽しくもできそうですが、あいにく一つとして持っていません。
 それじゃあ何もできないかというと、どうも違う気がします。
 小さな力には小さな力の使い方がある。
 あなたと私が違うからこそ生まれる力がある。
 こうしてネットの片隅でつぶやく私の小さな力。
 この力だって先日書いた記事の反応や、他のブログを見て生まれたものです。私の小さな力は誰かのためになっていなくても、私が触れた誰かの力は私の力になっている。
 一方通行。
 私は私のわがままでこの流れと繋がりたい。そこからさらに繋げてぐるぐる回る力を見てみたい。
 母を見守るあの人のように、親友を笑わすあの人のように、人形作りを広めるあの人のように、力と力を繋ぎたい。
 そのために私は私の物語に身を投じなければいけません。
 無数の力の中に自分一人で飛び込んで、選んで、繋げる。
 別々の力を繋ぐのだから反発はあります。繋ぎ方を誤って解けもします。だけども不可能ではないはずです。私が憧れる力も始めは小さな力だったのですから。
 それに、この物語には少ないながらも観客がいるようなのです。私の楽しみに興味を持ってくれてる人がいるんです。
 観客がいないサーカスほど虚しいものはないと言います。虚しさは危険です。命を蝕み、やる気を食べます。
 小さな力の繋がりだけがそれを撃退できる。
 そんなことを悶々と考えながら、今日もまた繋げる工事へ出かけます。
 工事が終わった際には、喝采の中で深々と頭を下げる。
 小さな力の大きな夢です。




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